今日は最初に「塾を作った時の心境」について、少し書いてみたいと思います。
まったく失敗するなんて考えなかったし、どんな生徒がきてくれるか毎日ワクワクしていました!
KOSHIN学院を作る前の1年間は「我が人生でも最も苦しい1年」でした。1年間家に閉じこもっていましたから。
ですからKOSHIN学院を作ると決めたときから「仕事ができる喜び」の方が大きかったのでした。不思議なほど自分でもパワーが漲って(みなぎって)いました。
信じられないほどたくさん生徒が集まってきてくれましてね。しかも当時の生徒とは今でも「家族のような」お付き合いをさせていただいています。
良いことはそう長く続きませんでした
「KOSHIN学院をずっと続けていたいなぁ~!」と、気持ちが「守り」に入りだした頃から、経営に苦労することも多くなりましたし、生徒が退塾してしまうことも増えてきました。
- 生徒を集めるにはどうしたら良いんだろう?
- 生徒が退塾しないようにするにはどうしたら良いんだろう?
- 生徒の成績が下がらないようにするにはどうしたら良いんだろう?
そうやって精神的に「守りの状態」になっているときに限って、生徒が塾をやめてみたり、いろいろなトラブルに巻き込まれたりするんです。
さてここから本題なんですけどね。
生徒達や保護者のみなさんにも「同じような経験」があるのではないでしょうか?
- 成績がさがるんじゃないか?
- 学校に行かれなくなって不登校になったらどうしよう。
- 公立高校を不合格になって、併願の私立に行くことになったらどうしよう。
- また学校から呼び出しをくらうのではないだろうか。
そうやって「不安になって」くると、その不安が現実になったり、そんな時に限って家族が病気してみたり。なんか「悪循環」を引き寄せちゃうことってあるんです。
ふと気がつくと「がんじがらめ」になっちゃって、もう生きてるのもつらくなっちゃってね。
本当のことを言うと、「塾長」の私だって、何度死のうかと考えたことか・・・。
とても不思議なんだけど大ピンチになると・・
長いこと人間をやっていますとね、幾度となく「試練」がやってくるんですよ。
昔ある人に「試練って、それを乗り越えられる人にしかやって来ない!」と教わりました。
そう思っていると、必ず「私を助けてくれる人」が現れるんです。
時には「直接会いに来てくださる」時もあれば、寝ているときに「夢の中に出てきて」助けてくれる人もいました。
皆さんにも分かりやすい例で言いますと、私は「不登校・発達しょうがい」のことは全く専門外で全く知識がありませんでした。
でも「学習塾」という仕事をしていると、どうしても「相談」されてしまうことがあります。
なんとかしてあげたいけど、なにもしてあげられないのでした。
そのように私が悩んでいると、不思議なのですが「不登校に詳しい先生」と巡り会ったりするんです。
さらに緊急に困っている時には「鍼治療の先生」と巡り会ったりするんです。
それはまるで、天の神様が「KOSHIN学院の生徒助けるための使者」として、私に巡り会わせてくれたような感じがするんです。
まるで、水戸黄門に出てくる「風車の弥七」のように、私が困ると必ず助けに来てくれる卒業生もいます。
うちのアシスタントスタッフの子達は、まるで「助さん・格さん」のように私を支えてくれます。
生徒達は神様が私に預けてくれたのかもしれない。
時々「生徒」って、まるで神様が私に「この子をどうにかしてやってくれ」と言って預けてくれたような気がする時があります。
そしてある程度のところまで行くと、「もう良いでしょ。もうお前の役割は終わったから、次の子を面倒みなさい」と言って、新しい生徒を預けにくるんです。
※いっとくけど、私はいかなる宗教も信じていません。ただ、どんな人の心の中にも「神様」がいると思っているのです。
ということわざがあります。馬には乗ってみなければ善し悪しがわからないし、人とは付き合ってみなければその人の性質はわからないということから、
「何事も経験することによって、そのもののよさが初めてわかるのだから、始める前から軽々しく批判するのはよくないという戒め。」
という意味で使われます。
私自身不思議なほど大胆に「この人の言葉を信じてみよう!」と思うことがあります。
実はこの「ブログ」を書き始めたのも、「古い友人のすすめ」なんです。
それまでは「私の考えや気持ち」を、KOSHIN学院に来たことがない方にお伝えする手段がありませんでした。
それら全てを「新聞折込広告」に書き記すことは不可能です。
現実にこのブログも200回以上書いてますが、それでも私の思いや経験を語り尽くせません。
正直に書けば、このブログだって「生徒募集」の大きなツールとしてスタートしました。
でもブログを書いていて気がついたのですが、「お願いだからうちの塾に来てください!」なんて言ってたら、うちみたいな超零細企業なんかあっという間にたたきつぶされちゃうんです。
そうではなくて、「どれだけのお母様方の心を打つことができるか」とワクワクしながら書くこと楽しいんですね。
今度はどうやって攻めてみようか、楽しんでやろうか!
「塾の仕事」って端から見ているよりずっと「肉体労働」なんです。
「体力勝負」的なところがありまして、何週間も何ヶ月も「お休みがない!」なんてことはザラにあるんです。
かつて勤めていた塾では、「年休二日制」って感じでした。ひどいブラック企業でしたから。
ところがギッチョンチョン
今は「自分が経営者・塾長」ですからね、ブラックだと訴えることもできないんですよ(笑)
そのことを
- つらいな~。この仕事をいつまで続けられるんだろう。
- なかなか生徒も集まらないしな~。広告を入れても問い合わせが一件もないし。
と思うのか、
- 今度はどんなことを仕掛けてやろうか?生徒達をびっくりさせてやろうか?
- 今度はどんな生徒に会えるのかな?楽しみだな~?
って思うのかの違いは大きいですよね。
特にKOSHIN学院って、まるで「駆け込み寺」みたいなところがありましてね、
先生!たすけて~!
という声がしょっちゅう聞こえてくるんですよ。
駆け込み寺の住職である私は、その人達をなんとかしてあげたいと日々藻掻いて(もがいて)いる感じです。
それを「苦しい」と思うのか、「やりがい」と感じるかです。
「塾長」を何十年やってても、知らず知らずのうちに「守りの姿勢」になっちゃうことがあります。
そういう時は「体調も悪くなる」し、「事故や怪我」に見舞われることも多くなるんです。
生徒の皆さんだったら「成績がさがる」なんてことになっちゃうんです。
私は58歳になりました。
※他人には27歳と言ってますけどw
それでも、まだまだ「これから!どんどん新しいことに挑戦しよう!」と思うようにしてます。
「どんなことができるか・どんな人に会えるか」楽しみです。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、新しいことに挑戦する学習塾です!】