大変困ったことなのですが、問題を解かせると「答え」を写してくる生徒がいます・・・。しかも毎年1人は必ず・・・。
口を酸っぱくして「そんなことしちゃダメだよ!意味がないんだから!」と言い続けていても、そういう生徒が現れます。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
KOSHIN学院ではワークの答えは「塾に置いておく」ことになっています。
ただ試験前に限り、自宅で答えを確認しながらやりたい子は答えを持って帰って良いことにしています。
単純に私の「管理不行き届き」なのですが、なかには「模範解答」を返却しないで自分で隠し持っているケースがあります。
あのね!答えなんか写したらすぐにバレるの!
こっちは何十年もこの仕事やってるんだから、そんなのすぐに見破れるの!
勉強苦手な子の浅知恵なんだよ
私も小中学生の頃はお勉強が苦手でしてね、学校の宿題なんか、こっそり「教科書ガイド」を見て写していったことが何回かありました。
宿題やってないと怒られると思ったから写したのでした。
あれから40年!
※正確にはもうちょっとw
昔の私と同じことをする生徒が後を絶ちません。
数学だけじゃなくて、英語の本文訳なんかをやらせると「教科書ガイド」をそのまま写してあるの。
学校教師によっては「本文訳」はプリント配っておしまいなんて輩までおり。
※あんたそれでも「プロの教師か?」と言いたくなるけど。
私はあくまでも「自力」でやってもらいたいのです。できなかったら教えてあげるんだから。
どの問題が分からないかを分かるために問題を解いたり、本文訳をしてもらったりするのですから。
先生に叱られるのが怖いから写してきちゃったんだろうけどね、そんなことをしたら「もっとこっぴどく」叱られるんだよね。
そんなことをするから叱られるのです。
※もっとも「オカネ」もらってなければ叱りませんけどね・・。お金もらってなければお前の人生だから勝手にしろと言ってやりますよ。
問題は叱るタイミングや、叱り方!
今日叱った生徒の場合、実は数週間前に気がついていました。ただ「試験期間中」なので、様子をみていました。下手に叱って「やる気」そのものを失ってもらっては困りますから。
試験期間中は、生徒もピリピリしてますから。
※ケースバイケースなんですけどね。
それよりも何よりも、生徒は「その子」だけじゃないんですよ。ほとんどの生徒はヒッシになって頑張っているし、頑張っている生徒達の面倒をみる方が優先ですから。
試験が終わるのを待って、今日は少しトッチメテやりました。
ただ「叱り方」を間違えると、逆恨みされたり、酷い場合には「父親が酔っ払った勢いで怒鳴り込んでくる」なんてこともあります。
父親が酔っ払った勢いで怒鳴り込んできたことは、塾教師歴三十五年の間に「3回」ほどありました。
※酔っ払ってるので、逆らわないようにして追い返しましたが・・。
もっとも「若い頃」は、親が怒鳴り込んできたら平身低頭して謝りましたが、「今の私」は謝りませんよ。謝るくらいなら最初から叱りませんから。
生徒を叱る時って、こちらも「それなりの覚悟」を決めて叱ってますから。
例によって少し話が逸れました。
「叱り方」ですよね。
塾の先生にとって、一番「経験」が物を言うのは「叱り方」と「褒め方」です。
方程式があるわけではありませんからね。
叱るにしても、誉めるにしても、「そこに至るまでの人間関係」の構築が欠かせないのです。
だってさ、「知らない人にいきなり注意されたら」気分が悪いだけじゃん。
「この先生になら叱られても仕方がない」と生徒が思えるかどうかで勝負が決まるんですよ。
私は滅多に「初対面の生徒」を叱ることはありません。
※ただしあまりにも目に余る場合は叱ります。もう少し付け加えると入塾を許可しません。
生徒を叱るには、生徒の気持ちを十分に引きつけておく必要があるからです。
生徒が私に一目置いていれば、叱る時にも話が早いんです。
※一目おかれる前に叱ると、逆ギレされることがあります。
それと「若い先生方」に申し上げたいのは、叱る時に「私の真似」をしたら確実に失敗するということです。
KOSHIN学院の生徒は、私のことを「塾長」だと思っています。そして生徒との間に実績があるので、私を「信頼」してくれています。
だから少々きつく叱っても、生徒達は素直に反省してくれるのです。
※エラそ~なんだけど、何度も失敗して身につけた技術なんですよ。
あとは「本気で叱る」ことですね。
生徒が「アタシ(ボク)のために真剣に叱ってくれてるな」と思ってくれるように叱るの。(ムズカシー!)
「人間 対 人間」なんだから、「本気で自分の気持ちを伝える」ことができれば、必ず相手に通じると思って叱るのです。
感情的になってぶち切れたら私の負けです。
そりゃぁ、私だって「頭にくる」ことはあります。でもそんな時は「鳥のように高いところから自分と生徒を見る」ようなイメージを心がけています。
まさに「客観的」に見るイメージです。あとは「深呼吸」でしょうか。
最後にもう一度繰り返します。
答えを写してきたって意味がないし、むしろ自分のクビをしめることになるんだからね!
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は、神奈川県平塚市田村にある頑張る子をトコトン応援する学習塾です!】