「今の学校」って、誰が不登校になってもおかしくないほど、パンパンな状態です。「試験」「入試」「人間関係」「部活」「いじめ」など生徒達が「心から安らげる時間や場所」がありません。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
先にお詫びです。昨日は自宅のパソコンのご機嫌がななめで、ブログ更新できませんでした。今日はなんとか機嫌を直してくれました(笑)
話を戻します。この前の土日を使って、「不登校や学習しょうがい」のある生徒さんを専門に指導している先生に、KOSHIN学院に来て頂きました。
私自身改めていろいろなことを考え直しました。やはり「専門」ってすごいです。
さてKOSHIN学院にも、なかなか「学校に行かれない」「行きたいのだけど行かれない」という生徒さんがいます。あるいは「ギリギリ不登校寸前」なんていう生徒もいます。
この「ギリギリ」がちょっと「くせ者」でして、実は「どの生徒」が不登校になってもおかしくないんです。
特にこの時期になると、中3生の顔から笑顔が減ってくるんです。「入試のプレッシャー」です。
心が疲れ切っている中学生たち
生徒の心が疲れ切っている原因のひとつは「私」にあります。一日中学校に行ったあとに、夜また「塾」ですもんね。それでも「お勉強」の面倒をみてあげないと、もっと大変なことになっちゃう世の中です。
疲れた表情をしている生徒をみると、ついついジュースの一本も買ってあげたくなっちゃいます。塾にいる間は「私の息子や娘」ですからね。
今日は生徒の皆さんに、「私の夢」について少しだけ語ってみました。
【塾長の夢】
どこかのんびりとした田舎で「何もしない学校」を作りたいんです。その学校?に来る子は、みんな心が疲れちゃって、都会ではなかなか回復できない子です。
周りには野原しかありません。牧場が併設されており、牛や羊なんかと戯れることができます。綺麗な空気を吸いながら、寝ていたい子は寝ていれば良いし、遊びたい子は「自分達で遊びを考える」のです。
食事は基本的に全て「自炊」です。食べたいものを自分たちで作ります。これも強制しません。周りの子が作っているのを見て、「自分もやりたいな!」と思ったら手伝えば良いんです。
そうやって「心の充電」をするような場所を作りたいな♪
そんな話をしたら、ほとんどの生徒が「行きた~い♥」って言ってくれました。
それだけ「うちの生徒達」も心が疲れているということなのだと思います。
そんな話を不登校専門の先生にお話ししたら、こんな学校を教えてくださいました。
この学校は福島県でもかなり山間部にありまして、学校の前には川が流れ、裏には山が有り、広々とした校庭があります。実に素敵な景色の中にあるんですけどね。
でもこの学校には「すごい特徴」がありまして、なんと「寮」が2つあるんです。
え? 普通じゃんだって? とんでも8分歩いて10分ですよ。(なんだ?)
まず「県立高校」なので、学費が安い。そして「寮費」がなんと1ヶ月2万円なんです。
※おそらく不足分は県からの補助で成り立っているのでしょう。
ただ平塚からだと電車バスを乗り継いでも10時間くらいかかるんじゃないかなw
私もホームページで見ただけなので、詳細は分かりませんが、「こんな環境」で過ごせたら良いな~と思いました。
心の充電
現在の中学生は「精神的に」疲れている生徒がとても多いです。けっこう「ギリギリ」のところで、みんな頑張っていますから、ふとしたことで糸が切れちゃうこともあります。
私自身もKOSHIN学院を作る前の1年間は「不登校」状態でした。なんだか恐ろしくて家の外に出られない期間が続きました。
それまで頑張って頑張って、さらに歯を食いしばって頑張って、最後には精神がボロボロになっていました。
「心の充電が0%」になっちゃったんです。
ただ「両親」が、そんな私を責めることなく見守ってくれたので助かりました。
【昨年亡くなった父親の言葉】
中途半端に無理して立ち上がらなくて良い。オヤジはまだ元気だから、贅沢はさせてやれないけど、お前がご飯を食べるくらいはなんとかしてやるから。だから「今がチャンス」だと思って、もう一度お前の人生をしっかり考えなさい!そして完全な形で立ち直れるまでゆっくりしなさい。
当時もう三十代半ばだった私に、そんな言葉をかけてくれた両親に本当に感謝しています。不登校の(厳密に不登社?)の私は、おかげで1年間じっくりと充電することができました。
「充電が100%」になってくると、不思議なことに「動きたくてたまらない」「働きたくて仕方がない」ような気持ちになってきたんです。
そしてその頃から3ヶ月後には、KOSHIN学院に「信じられないほど可愛い生徒達」が集まってきてくれました。
今疲れ果てて動けなくなっているあなたへ!
「塾長」をしている私にも、それほどツライ時期もあったのです。でもね!「心の充電」が完了したら、動きたくてたまらない気持ちになってきました。
今心が疲れ果てちゃってる「君」も「あなた」も、ゆっくり充電して欲しいの。
そして保護者の方へお願いです!
子どもにとって「学校に行かれない」というのは、大変ツライことです。そして子ども達は「お父さん・お母さん、こんなになっちゃってごめんなさい」と心の中で泣いています。
お父さん・お母さんもツライでしょうが、決してお子さんを責めないでください。そしてせめて「家庭の中」だけでも「安心出来る場所」をお子さんに与えてあげてください。
そしてゆっくりと「心の充電」をさせてあげてください。
「あなたのお子さんの命」に比べれば、学校に行かれないことくらいどうってことありません。
決して
「お母さん! 私って生まれてこなければ良かったの?」
なんて言わせないでください。
もしそんなことを言ってきたら、思いっきりギューッと抱きしめて、「私はあなたが生まれてきてくれて本当に嬉しいの!」と声に出して言ってあげてください。
そうなんです! 君は生きるために生まれてきたのです。しかも「幸せ」に生きるためにね!
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、生徒の心の充電に気を配る学習塾です!】