私が中学1年生の終わりの頃には、314名中307番というものすごい成績を取ってしまったことは、このブログで何度も書いてきました。
問題は「そこからどうやって立ち直ったか!」というところです。
成績が芳しくない子のお母様はぜひ聞きたいことなのではないでしょうか。
ほとんどビリギャル状態になってた時に、私の母が「中学校の校長先生」直々に呼び出されました。
お宅の坊ちゃん、このままじゃ行く高校ないよ!
その時の母のショックはいかばかりだったでしょうか。
すると校長先生はこんなことをおっしゃったそうです。
「まず一教科できるようにするんだよ。そうすると勉強の仕方が分かるから他の科目もできるようになるんだよ。」
そう言って校長先生の知人で、元湘南高校の先生だったという「明治時代生まれのこわ~い先生」を紹介してくれました。
気難しい怖いおじいちゃん先生でしたが、なぜか私と「相性」がよくて、私のことをとてもよく面倒みてくれました。
昔の先生ですから「ゲンコツ」なんか当たり前でしたけどね、それでも私は「この先生に見捨てられたら終わりだ!」と思って一生懸命頑張りました。
もうすぐ「中2」になるという時期でしたが、「アルファベットの書き方」から特訓してくれました。字が汚いと「竹の物差し」でピシッと叩かれました。
でもおかげで、今でも「アルファベットだけ」は綺麗に書けるんです(笑)
ずいぶん厳しい指導でしたけど、何しろ「見捨てられたら終わり」と思ってたから、一生懸命頑「先生に言われたこと」だけはなんとしてもやりました。
すると二年生の二学期の中間テストで「奇跡」が起こりました。なんと英語で「92点」も取れちゃったんですよ。
普段教わってない先生まで私のところにきて「お前、英語すごかったんだってな!」と声をかけてくれました。
その時初めて「わかる喜び」「できる喜び」を味わいました。
当時の担任が数学の先生でしたので、「先生、俺数学もやればできるかな?」なんて言っちゃったんですよ。
当時はまだ大らかな時代でしたから、放課後残って数学の特訓をしてくれました。もう時効だから言っちゃうけど、土曜日の午後や日曜日は、先生の家に呼び出されて特訓してくれました。
※当時だってルール違反も良いところなんですけどね。まあ「あれから40年」です。
「全教科の合計点」では、湘南高校に進学した同級生には遠く及びませんでしたが、英語と数学だけは彼らに勝つことができたのは忘れられない思い出です。
まず一教科できるようになると!
その校長先生が「まず一教科」と言ってくださったのは「本当」でした。私自身が身をもって体験したので自信を持って言えます。
私の場合は「英語」だったのですが、英語を通じて「勉強の仕方」「理解の仕方」などが身についたのだと思います。不思議なことに他の科目に対する「理解力」がついてきたのでした。
KOSHIN学院では少しアレンジして、多くの生徒が苦手意識のある「数学」から始めます。数学がある程度できるようになってから「英語」を教えます。数学・英語ともにできるようになると、あとは「全教科」できるようになります。
勉強の仕方が身につくんですね。そうなってくればシメたもんです。
できない子に限って・・・
お勉強が苦手な子ほど、「ひとつの科目を中途半端」に終わらせます。「まだできるようになってないでしょ!」と言っても、時間になるとさっさとワークをしまっちゃいます。
数学の問題が解けなくて苦しくなると、すぐに国語の漢字練習なんか始めちゃうの。「漢字の練習なんか自宅でやれよ!」って思うのですが。
お勉強苦手な子は「なにもしてないと先生に叱られる」と思って、なんかダラダラとノートに漢字を書いてるだけなの。だから漢字も頭になんか入ってないの。
私はそういう生徒は叱ります!
だって、それじゃ塾に来てる意味がないじゃん。
たまに叱られるとふてくされて、「あ~でもない、こうでもない」と屁理屈をこねて塾をやめる子がいますが、むしろやめて頂く方が親切なんじゃないかと思います。
だって「勉強しない」のに塾に月謝を払わなくていけないんだから。
お勉強が苦手だって、一生懸命頑張れば「塾の先生」くらいにはなれるってことですよ。ここに「生き証人」がいますから。
できれば小学生のうちに
中学生になってからでも面倒みますけど、やはり「小学校の基本」はしっかりやっておいて欲しいです。
小学生なら「まず算数」ですよ。算数をしっかりやってほしいです。それができたら「漢字」です。
※小学生の国語の勉強法を参照してください。
「なんだかんだと屁理屈」をこねてさぼっているようじゃ、勉強なんかできるようになるわけがありません。
まず一教科できるようにする!
まずは算数・数学から入るのがやりやすい!
勉強の仕方や、理解力がついてくるんです。もう少し言うと「勉強するとはどういうことなのか」が分かってくるんです。
残念ながら、小学生のうちに「基礎学力が圧倒的に不足」すると、のちのち大変なことになります。かけ算の九九もできない子が、どうしてあの難しい入試問題を解けるようになるのでしょうか。
繰り返します! 「まず1科目」ですよ!
ひとつ自信をつけると、勢いがつきますから。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、頑張る生徒をトコトン応援する学習塾です!】