最近では「独りぼっち」でご飯を食べることを「ぼっちメシ」。教室やオフィスでみんなとご飯を食べられず「トイレの個室」でご飯を食べることを「便所メシ」というのだそうです。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
ありがたいことに私は「学生時代」は「ぼっちメシ」ということは無かったです。
別に「友達になろう!」と言って、誰かと友達になった記憶もありません。なんとなく自然に同級生としゃべってました。
私は「小学校4年生」の時に、「横浜市立馬場小学校」から「藤沢市立明治小学校」に転校してきました。
さすがに「転校初日」はすごく緊張しましたが、いつの間にか友達がたくさん増えてました。それは中学・高校・大学と進学しても同じでした。
ところがギッチョンチョン
そうして何気なく仲間ができる子ばかりじゃないのです。
些細なことが原因で、同級生とおしゃべりしたりすることができなくなっちゃう子が増えています。
時代背景にも原因があるのかな?
私は昭和33年生まれです。東京タワーが完成した年です。「チキンラーメン」もその年に誕生しました。
小学校4年生で藤沢に引っ越してくるまで、自宅には「電話」がありませんでした。
父の会社の社宅の団地に住んでいましたが、当時は「団地」なのに各家庭のための「畑」もありましたし、みんなで遊べる「大きな広場」もありました。
馬場小学校では「集団登校」でした。みんなで田んぼの畦道(あぜみち)を通りながら小学校に通いました。当時馬場小学校の周りは「田んぼ」と「畑」だらけでした。
※今では当時の面影が全くありません。当時あぜ道だったところが「バス通り」になってました。
ですから、なんとなく子ども達が集まってきて、いつの間にか「みんなで遊んでいる」感じでした。
広場や学校に行けば、必ず誰かが遊んでいて、私がいくと「すぐに仲間」に入れてくれました。
そんな時代でしたから「友達作り」に苦労したことはありませんでした。
スマホやゲームがないと友達と遊べない子達
今の子達は可哀想ですよ。友達と遊ぶにしても「アポ」取ってからですもん。
「塾や習い事」があって、放課後みんなで遊ぶことも少なくてね。
※その点は私も責任を痛感しています。
つまり幼い頃から他人と接することが少なくて、人間関係の築き方をじゅうぶんに学べていないんですね。
人間関係の築き方が未熟だから、「ちょっとしたこと」で、ものすごく傷ついてしまうんじゃないでしょうか。
こっちの友達と喧嘩しても、あっちの友達がいて、そっちの方が楽しいなんていうこともないんじゃないかな。
「一度失敗」すると引きずってしまうのではないでしょうか。
こんなことを言ったら相手が傷つく
そういうことを学べていないんじゃないでしょうか。
※もちろん全員がというわけではありません。「ぼっち」になっちゃう子の話です。
今は「塾」で友達ができる時代です
子どもだけじゃなくて、オトナだってそうなのですが、「初めての場所」ってすごく緊張します。
「塾に通う」ということは、全員「初めての日」があるということです。
みんな最初はすごく緊張しながら塾に来ます。
ですから私は「できるだけ緊張しなくて済むように」生徒と接することにしています。
私は「志村けん」さんの「物真似」が得意なので、だいたい1発目に「志村けんネタ」を披露します(笑)
生徒が「ほんの少し」でも笑顔をみせてくれれば、「つかみはOK!」です(古いなぁ)
そういうわけで、うちの生徒は「全員初めての日」を経験してますから、新しい生徒が来てくれると「その時の気持ち」を思い出すのでしょう。
最初は「どうしたものか」と思ってた子達も、いつの間にか打ち解けて休憩時間などは、とても楽しそうに過ごしています。
休憩時間にスマホばかりいじってる子
KOSHIN学院では休憩時間にLINEのチェックをしたりするのは禁止していません。禁止はしてないけど、せっかく周りに同世代の子達がいるんだから楽しんで欲しいとは思います。
でもね!
別に同級生と仲良くしなければいけないとも思っていないんです。
いろいろな人がいて良いのです。
私自身も「ぼっちメシ」こそありませんでしたが、あまり友達になりたくない人がいたのも事実です。
最近ではその傾向がますます強くなってきました。
あ! そういえば私は「昼食はいつもぼっちメシ」だわ(◎-◎;)!!
あ! 考えてみると自宅でも、ほとんど「ぼっちメシ」だわ(◎-◎;)!!
そのせいか、休日は「卒業生」を誘って、いろいろ美味しい物を食べに行くのが好きです。
とある塾の先生が
親友って何年かぶりに会っても、まるで昨日の話の続きのように語れる人のことをいうのではないか!
と言ってました。確かにそうですよね。
だからKOSHIN学院では学生バイトスタッフを採用しています。
塾でも「ぼっち」になっちゃうこともあります。たまたま「中2の女の子が1人だけ」なんていう日も、時にはあるんですね。
こればかりは、私にはどうすることもできません。もちろん話しかけるんですけど・・・。
こんな時に頼りになるのが「卒業生スタッフ」です。
生徒達も「先輩に話しかけられると」すっごく嬉しそうな顔をしてくれます。
やっぱり年齢が近いっていうのは「アドバンテージ」ですよね。卒業生達にはかないません。
ちょっとしたサポートがあれば楽しく過ごせる子達は多いんです!
KOSHIN学院は「学習塾」ですから、「勉強できるように」してあげればそれで良いのかもしれません。
でもそれじゃ耕心学院じゃなくなっちゃうんですよ。
楽しくなければ塾じゃない!
楽しいだけでは塾じゃない!
のです。
だから私は生徒の皆さんを「仲間」だと思うことにしています。仲間のためなら一生懸命になれますから。
そしてこれからも「素敵な仲間」を増やしていきたいです。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、素敵な仲間がいる学習塾です!】