たまに「私が塾の先生」だと知ると、教育論で挑みかかってくる人がいるんですけどね。迷惑な話です。
私の「教育」はすべて「生徒の皆さん」から教わったことですので、それは最大の強みです。
よく
- 俺は子どもにこういう教育をしている!
- 教師たるもの、理念が必要だ。小学校4年生に対する理念を聞きたい
なんていう意味不明なことをいう方がいますが、すみません。私はそういう論議はイタシマセン!
教師たる者べからず
私も若い頃数々の失敗をしました。その中でも最大級の失敗は「塾を辞めた子の悪口」を言ってしまったことでした。
若気の至りだったのですが、生徒に辞められてしまって悔しかったのです。思わず「あいつは・・・」とこぼしてしまったのですが、それが辞めた生徒の母親の耳に入ってしまいまして、ものすごい勢いで怒鳴り込まれてしまいました。
その反対もあります。中2から中3になるという時にKOSHIN学院から別の塾に行った生徒がいました。本当のことを言えば、すのごく悔しかったのですが、その時はグゥ~っと自分の気持ちを抑え込んで我慢しました。
その一年後、その生徒がヒョッコリ塾に遊びに来てくれました。
「せんせい! ※※高校受かったよ~!」
そのひと言で、私の悔しさが一気に消えていきました。すると彼女から驚くべき発言が!
「せんせい! アタシのことバイトで雇ってくれませんか?」
私の「アシスタント」をやりたいと言ってくれたのです。結局彼女は高校3年間と、大学4年間の合計7年間KOSHIN学院で生徒達の面倒をみてくれました。
もし彼女が塾を辞めたときに、私が彼女の悪口を言っていたら、絶対にそういう素敵な関係を築けなかったと思います。
「先生」という職業の人は、「変なプライド」があるんです。私にも「変なプライド」があったせいで、前述のお母様を怒らせてしまったのでした。
ですから教師たる者、他人の悪口を言うべからず!なんですよ。
少々「上から目線」で申し訳ないのですが、どうしても「若気の至り」っていうのあるんですね。でも時としてそれが「重大な事件」に発展してしまうことがあるんです。
今でも学校や塾の教師が、生徒に向かって「死ね!」とか言っているということを耳にします。
※複数生徒・複数塾・複数教師の証言もあります。
作り話ではありません。
「教師」って、子ども達に対する影響がものすごく大きいのだということを、再認識しなければなりません。
かくいう私も、決して完璧ではありません。
ですから「生徒を注意する時」には、必ず「自分が話している言葉を聞きながら」注意しています。
頭に来た勢いで、ガガーって言ってしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。
「死ね!」と言われた生徒さんが、本当に死んじゃったらどうするのでしょうか。
私は学校の先生や他塾の先生の悪口は絶対に言いません!
もし私が「中学校の先生の悪口」を言ったとしましょう。でも「その先生」に教わっている生徒さんはたくさんいます。
その時、その生徒さんたちは「どんな気持ち」になるでしょう。
何度もこのブログで書いていますが「先生」という言葉には「魔力」があります。
「先生!」と呼ばれているうちに、「自分はすごい人間なんだ!」と錯覚していまうのです。
ですから「生徒」など「立場の弱い人」に対して横柄(おうへい)になってしまいがちです。
その「横柄な態度」の延長線上に「死ね!」なんていう言葉が出てくるのでしょう。
気付いてくれていますか?
私はこのブログで「必死に頑張る」と書いたことは一度もありません。だって「必ず死ぬ」んですよ。そんな言葉を生徒の皆さんに言えるはずがありません。
でもプロ野球選手なんかでも「ヒッシコイテ」頑張りますなんて言いますよね。ですから私も漢字ではなくて「ヒッシに」頑張ると書いています。
「先生」という職業の人は、このことを忘れてはならないと思います。
まあ、「課長」とか「部長」とか「社長」なんていう言葉も魔力がありますけどね。
でも我々のそばには「生徒のみなさん」がいることを忘れてはいけません。先生って「先に生まれた」だけですから。
それでは今日はこの辺で。また明日お会いしましょう。
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、常に謙虚な姿勢を崩さないようにつとめている学習塾です!】