人間が生きていくためには、否応なく「他人とかかわる」んですけどね。
私もいろいろな「会社」「学校」などを見てきましたが、どこにでも「人間関係のトラブル」があります。
KOSHIN学院のような「小さな集団」しかも「個人塾」でも人間関係のトラブルって発生しちゃうんです。
人間が2人集まればトラブルが起きて当然なんですね。
自分だけがスッキリするような解決方法はダメ!
今から数年前のことなのですが、KOSHIN学院のご近所の方が、私に対して一方的に文句を言ってきました。相手が興奮していたので、「はいはい」と適当に受け流していました。
「心の中でバ~カ!」と思って聞いていましたから、腹もたちませんでしたけど・・。
その方は「ご自分は何もしないのに」、少しトラブルがあったことを、烈火のごとく私に怒鳴りつけてきたんです。
言いたいことを全て言い終わったら、とてもスッキリした表情をして「どや顔」をしていました。
ところがギッチョンチョン!
言いたい放題言われた私はたまったもんじゃありません。アホくさいから反論はしませんでしたが、もう完全に「心の中が冷えて」しまいました。
ご近所ですから顔が合うこともありますが、その後はなるべく関わりを持たないようにしています。
※さすがにガキのような喧嘩はしたくありませんから。接しないのが一番です。
別に私はその方の悪口を言いたいのではありません!
そのように一方的に自分だけがスッキリするような物の言い方は遺恨を残すだけすよ!
ということを言いたいのです。
でも、世の中にはそういう人がスゴく多いの
自分は言いたいことを言ってスッキリしているのでしょうが、言われた方の人はどうなるのでしょう。
私のように人生経験をたくさん積んできた人間でも気分が悪いのですから、これがもし「生徒の皆さん」が言われたらと思うとぞっとします。
かつて数十年前の私は、当時の生徒さんに「自分だけがスッキリ」するような叱り方をしてしまいました。
その生徒さんは、きっと私が思っている以上に傷ついたことでしょう。翌日塾を去って行きました。
「生徒」「年少者」「しょうがい者」「ご老人」「女性」
立場が弱い方って、たくさんいらっしゃいます。ある意味では、私自身も弱者ですけど。
そういう人が「一方的にスッキリ」されたらどうなるでしょう。
例えば「学校や塾」の先生が、生徒に対して「一方的にスッキリ」するような叱り方をしたらどうなるか。
例えば「中学校の教師」が「そんな塾やめちまえ!あんなとこ行っても成績あがんねーぞ!」と言ったとします。
中学校の教師という立場からすると、もしかしたら塾は邪魔な存在で、「塾ごときが」というお考えの方がいらっしゃるかもしれません。
そう思うのは自由で勝手ですが、それを「生徒の前で発言」したらどうなるでしょう。
一番傷つくのは「言われた生徒」ですよ。その生徒さんがどう思うのか考えていただきたい。
親が教師の悪口を言うのもタブーです!
時々保護者の方が、学校(塾)の先生の悪口を言っていることがあります。
- あのハゲおやじ、うぜ~よな~!あの先公むかつく。
- あのオールドブスがよ~!ヒステリーめ!授業下手なくせに。
これ実際に、どこかのお母さんが子ども達の前で会話してた内容です。
「赤の他人」の言っていることとはいえ、「お前それでも子どもの親か?」って言ってやりたかったです。
※言ってもスッキリしそうもないのでやめました・・・。
もし「親」が「教師の悪口」を言ったら、子どもは二度と勉強しなくなりますよ。
もちろん何を言われても黙ってろということではありません。苦情があれば、その教師本人か、その上司に「直接」言えば良いのです。もちろん「子どものいないところ」でです。
逆もしかりです。
学校の先生が「塾なんか行かなくて良いよ。行かなくても高校に行かれるから」なんて発言しちゃったら、勉強から逃げたくてたまらない生徒は二度と勉強しなくなりますよ。
親に「勉強しろ!」って言われても、「だって先生がしなくて良いって言ったもん!」なんて言い出します。
こんなふうになっちゃったら、修復不可能ですよ。
だから「子ども」「生徒」と話すときこそ、ものすごく「言葉を選ぶ」必要があります。
案外「子ども」「生徒」に対して何も考えずに、自分の不平や不満をぶちまけている「親・先生・コーチ」って多いんですよ。
「親・教師・先生」は、子ども達と会話するときには、「自分の声を聞きながら」話してください。
決して「自分だけがスッキリするような」発言をしないでください。これって「普段から意識」していれば、必ずできるようになりますから。
もしこのブログを読んでくれたのが、生徒の皆さんでしたら、「友達・クラスメート」と会話するときに、「自分だけスッキリ」にならないように気をつけてくださいね。
それでは今日はこの辺で。また明日!