タイトルの通りです。男の子のほとんどは「勉強はやらせなければ」やりません。何十年も塾の先生をしてきましたが、何も言わなくても自分からすすんで勉強する子は、すごく少ないです。
それと、「男の子は計画を立てて実行する」のが苦手な子が多いんです。
KOSHIN学院でも年に何回か「保護者面談」を行います。面談に来てくださるのは、圧倒的に「お母さん」が多いんです。
当然「お母さん」って女性です。だから「女の子の気持ち」って実体験としてあるんですけどね。
なんで男の子ってこんなにだらしないんだろう!
そう思われている「お母さん」が多いのです。
カバンの中も机の中もゴチャゴチャ。帰宅してもお弁当箱はカバンに入れたまま。学校で配られたプリント等はぐちゃぐちゃ。
教科書には落書きだらけ。しかも、もらったばかりなのにビリビリ。
「女の子の視点」からすると、宇宙人のように理解できないんじゃないかな。下手をするとご主人もカバンの中がゴチャゴチャ。という・・・。
実は私もそうなんですよ・・・
私の場合は整理整頓は嫌いじゃないんですけどね。「やり出すと止まらなく」なっちゃうの。
ですから、ちょっとそこいらを片付けようなんて思うと、いつもまにか大掃除になっちゃうんです。
しまった!
話がそれてしまいました。
では男の子は、本当に計画を立てたり、整理整頓したりが苦手なのでしょうか。
確かに小学生・中学生くらいまではグチャグチャな子が多いのですが・・。
「会社」などではどうでしょうか。ものすごくきちんと計画を立てている人多いですよね。
もちろん「上司」から「計画書」の提出を求められるからやるというのもあるでしょうが。
つまり「やれ!」と言われれば「やる!」んですよ。
やらせればやるのです!
ただし!
女の子に比べると、相対的に男の子は大雑把なところがありますから、
こうして、こうして、こうやってから、ああやるの!
と、女の子以上に「具体的に」指示を出してあげる必要があります。
KOSHIN学院の場合ですと、試験が近付いてくると「計画を立てて勉強しなさい!」と言われて、ちゃんと計画を立てながら勉強できるのは、女の子でも成績上位の子(意識の高い子)くらいです。
ほぼ男子全員と、意識の低い女の子は計画的にご利用できない子が多いのです。
そこでKOSHIN学院では試験前になると、アシスタントスタッフの中でもベテランの女性にお願いして、生徒1人1人に「計画書」を作ってもらっています。
能力や学力の差もありますし、進むスピードもみんな違うので、その辺りを考慮した計画を作ってもらいます。
しかーし!
敢えて私はその計画をチェックしないことにしています。
もし私が全て介入して、その計画通り全生徒をキッチリ勉強させたらどうなるでしょう?
ほとんどの生徒がやり切れなくなって、泣きが入っちゃうことでしょう。本気で1日30ページとかやらせようとしますから(笑)
※でもちゃんと見ていますよ!
本当に30ページやれる生徒もいます。でも5時間かかっても1問も解けないレベルの子もいます。
※さすがにこういう生徒には退塾勧告を出しますけど。
また、話がそれました(・_・、)
アシスタントスタッフが「計画をたてる」のを見た生徒達が、だんだんそれを真似するようになるんです。
最初は上手にできない生徒もたくさんいます。
しかーし!
下手くそでも良いから、少しずつでも良いから自分でやらせるんです。
※「下手くそでも叱らないから、まずやってごらん!」という声かけを忘れてはいけません。
そうすると、だんだん自分でできるようになってくるんです。
やっているうちにドンドン上達しますから。
一番最初だけは手を貸しますが、次からは少しずつ自分でやれるようにしていくのです。
あっ! これって「勉強」と同じですね~!
男の子も女の子も関係なくて、やっぱり「自分でやる!」ように導いてあげたいものです。
この感覚こそが、KOSHIN学院の生命線みたいなもんですから。
さて、明日は本当はオフにしようと思ってたんですけどね、中2の生徒が、明日は試験前なので塾を開けて欲しいって言うんですよ。良い子達だ!
それでは今日はこの辺で。また明日!