「塾長が入試前に心配することは何ですか?」
と聞かれることがあります。やっぱり勉強しないといけませんよね・・・なんて「知らない人」は簡単に言います。
少し上からな言い方ですが「勉強を教えること」に関しては、私は「プロの先生」です。
ですから「入試前に何をすれば良いか」なんてことくらいは完璧に頭に入っていますし、新しい情報があれば必ず頭にいれています。
まして1年間ずっと面倒をみてきた中3生を指導することは、他のどの先生にも負けません。
※その程度のこともできないなら、塾なんかやってませんから。
勉強に関しては、あとはやってもらうだけでなんですよ!
中には全然やろうとしない子もいないわけではありませんが、私が厳しく指導すれば、そういう生徒でも頑張り始めます。
「君は、これをやりなさい! それができたら先生のところにいらっしゃい!」
※「これとこれとこれをやりなさい!」はいけません。「これをやりなさい!」と言ってあげます。
全然やろうとしないのではなくて、何をやって良いか分からないのです。そういう生徒には具体的にかつ端的に指導してあげます。
そこに少々の圧力を加えれば、たいていの生徒はやり始めます。
私が一番心配すること
何十年も塾の先生をしているんですけどね、私にはどうにもならないことが2つあります。
- 生徒の体調管理です。風邪をひかせないとか、正しい食事をさせるなど。
- 生徒の心にのしかかる大きな精神的重圧からの解放。特に自律神経をやられた場合。
(1)の体調管理に関しては、私にも協力できることがあります。うがい手洗いの指導をしたり、生徒がカップ麺だけて昼食を済ませていないとかチェックしてあげたりくらいですけどね。
カップ麺やコンビニ弁当を食べるくらいなら、「おにぎり」を持ってくるように言います。
頑張って長い時間塾で勉強している子には「白いご飯」を炊いておいてあげます。茶碗一杯食べておけば、自宅に帰るまで持ちこたえられますからね。
しかーし!
問題は(2)のケースです。中学生だって、いろいろな精神的重圧や悩みがあります。
それでなくても、人間って「生きているだけで」も膨大な量の情報が次から次へと入ってきます。
他人と接していなくても「テレビ」も「インターネット」もある時代ですから、それはもう我々が子どもの頃とは比較にならないほど膨大な量の情報がインプットされてしまいます。
体調が良いときなら、それらの情報を上手に取捨選択し、不必要な情報はポイッと捨ててしまうこともできます。
しかーし!
現代の中学生は「誰が不登校になってもおかしくない」と言われています。
心が疲れてしまうと、正常な判断ができなくなってしまうことがあります。
真面目な生徒ほど、「自分が現在体調が悪くて勉強ができていない」ことを深刻に受け止めてしまいます。
心が疲れ果てているのですから、本来であれば「ゆっくり寝ていたい」のですけどね。
なかなか両親や、教師の理解が得られなくて「ワガママ病」だと思われてしまうことがあります。
父親に殴られて、無理矢理学校まで引きずって連れて行かれたなんて話を耳にすることもあります。
しかーし!
例えば風邪をひいて熱が出たら、「ゆっくり寝て」病気の治療に専念しますよね。
自律神経をやられた時も、理屈は同じです。
しかーし!
それが「入試直前」だったらどうしますか?
生徒本人もご家族の方も、本当につらいですよね。
私も分かっていても何もしてあげられない。せいぜい「専門のカウンセラー」を紹介してあげるくらい。
しかーし!
「カウンセラーの人に相談してみようかな?」と思う頃には、一番ひどい状況は越えているのかも知れません。
そこで私のオススメは「鍼治療」です。最近の鍼って1ミリくらいの鍼を「頭」に刺すんです。
私が信頼している鍼治療の先生で「たかはし治療院」を経営している高橋先生という方がいらっしゃいます。
平塚のお隣の「大磯」で開業していらっしゃいます。こうした方に相談してみるのもひとつの方法です。
一番やめて欲しいのは「薬漬け」にしてしまうことです。頭痛薬を飲めば一時的に頭痛は和らぎますが、根本的な治療にはなっていません。
こうした痛み止めを服用すれば眠たくなりますので、ぼーっとしてきます。入試の前なのに眠くなって、よけい勉強する状況ではなくなってしまいます。
前述の高橋先生によれば、自律神経を落ち着かせる器械もあるそうです。
私もやってもらいましたが、「なんだか、ほわぁ~っと」する感じがしました。
全国に「たかはし先生」がいてくれると良いのですが。
もしお子様がすでに、つらい症状を抱えているならば、こうした対処もあるということも知っておいてください。
ただ原因も千差万別で、病院に行っても病名が特定できないこともあります。
素人判断ですが、私の一番のおすすめは「お散歩」です。身体を動かして、血流をよくすると、気分もよくなってきます。
たくさん歩かなくても構いません。少し「お散歩」を楽しんでみてください。
年々試験に対するプレッシャーが強くかかりすぎてしまう生徒が増えています。
一人で悩んでないで、専門家に相談してみましょう。
KOSHIN学院の塾生でしたら、まず私に相談してくださいね。
それでは今日はこの辺で。また来週お会いしましょう!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張っているのにツラい思いをしている生徒に優しい学習塾です!】