最近若い塾長先生から「長く塾を続ける秘訣」は何ですか? と聞かれることがあります。
私は「植物の蒸散作用」と似ていると思っています。蒸散って植物が葉っぱから水分を放出することです。
主に二つの作用があります。
- 植物の体内の温度を調整する。
- 新しい新鮮な水を根から吸い上げる。
塾の運営も、生徒指導も、この「蒸散」のようなことが必要なんだと思います。
つまり「新しいこと」にどんどん挑戦していくことです。そして「新しい生徒」が来てくれると、塾は常に「新鮮」でいられます。
Q1:塾長は生徒をどんな存在だと思っていますか?
基本的に「塾にいる間」は「自分の息子・娘」と思って接しています。まず最初に「好きになること」から始めます。
好きになるって難しくて、「すぐに好きなれる人」もいれば、「好きになるのに時間がかかる人」もいます。
しかーし!
なかなか好きになれない人でも、色々と話し合いをしたり、お互いの意見を交換して、相手のことが理解できると好きになっていきます。
ただ「本当の親子」ではないからこその距離感で、生徒と過ごせるのが良いですね。私が本当の親だったら、もっと口うるさいこと言っちゃいそうですもん。
Q2:KOSHIN学院をどういう塾にしたいですか?
ひとことで言っちゃうと「明るく楽しく厳しい学習塾」にしたいですね。
活気のある塾とでも申しましょうか。塾に行くのが楽しみで仕方がないんだけど、
しかーし!
勉強もしっかりやるの。勉強ができるようになって嬉しいから、また頑張っちゃうような生徒の集団にしたいですね。
Q3:どんな生徒が好きですか?
非常にシンプルです。「一生懸命頑張っている生徒」が大好きです。
どんなことでもそうですが、面倒くさそうにダラダラやっても面白くないですよね。
例えばディズニーランドに行っても、ダラダラ面倒くさそうに歩いてたって楽しくありません。
でも「せっかくディズニーランドに来たのだから!」と思って、一生懸命遊ぶとすごく楽しいです。
「一生懸命やると楽しい」←実はこれ、卒業生に教わったんです。
いつも塾で楽しそうにしている女の子がいたんですけどね、なんでこんなに楽しそうなんだろうと不思議に思ってました。
するとあることに気がついたんです。
彼女は「どんなことでも一生懸命」なんです。勉強も、おしゃべりも、学校も、部活も。
そこで、私も真似をしてみたんです。
すると驚いたことに「本当に楽しい」のです!
一生懸命授業して、生徒に一生懸命分かってもらうように努力し、一生懸命生徒の気持ちを理解しようと努力して、一生懸命楽しんでもらうの。
だからダラダラやってる子にも「一生懸命やることの楽しさ」を知ってもらいたいですね。
さて、とりあえず今日はここまでにします。まだ「3問」しか答えてないですね。続きはまた明日!