KOSHIN学院塾長に質問の第3回です。これが今回の最終回です。と言っても、またチョコチョコやりたいですね。
Q8:塾長は生徒達にどう育って欲しいですか?
人はパンを与えれば1日生きられる。
しかーし!
パンの作り方を教えれば、一生生きられる。
私の大好きな言葉のひとつです。
どう考えても、私は全ての生徒に対して必要な知識一生分を教えてあげることなんかできません。
ただ、中学校までの勉強をきちんとやると「勉強の仕方」がしっかりと身につきます。
要するに「勉強の仕方の基本」が身につくわけです。
その基本をいかして、各自それぞれの道で活躍して欲しいと思っています。
私がしてあげられるのは、そこまでです。
Q9:KOSHIN学院は生徒や卒業生にとってどんな場所ですか?
私の理想としては、生徒達の「2番目の家」という位置づけになれることです。
卒業してからも、人生に迷ったり、傷ついて心が折れた時なんかに、ふらっと寄ってもらえる存在でいたいですね。
という位置づけになるためには、KOSHIN学院が延々と続いていなければならないんですけど、そりゃ無理というものです。
※私だっていつかは・・・・
ただ「卒業生の心の中」にいつまでも残っていて、困ったり傷ついたときなどに「KOSHIN学院」を思い出してもらえたら嬉しいですね。
Q10:これからKOSHIN学院は何を目指しますか?
これが一番厳しい質問です。KOSHIN学院を作って23年になりますが、23年前に「今のような塾にしよう」と思って作ったわけでもないんですよ。
ただ集まってきてくれた生徒達のことを、毎日真剣に考えていたら現在のようになったということなのです。
「何を目指しますか?」と言われたら、とにかくまず「私が元気でいる」ことでしょうか。
できれば、毎日何か少しずつ変えて行きたいですね。ちょっとしたことで良いんです。
- 飾ってあるお花の位置を変えてみる。
- 本棚も油断するとすぐに汚くなるので、整理整頓する。
- 汚れたところを掃除して綺麗にする。
- 生徒の気持ちも毎日変わるのだから、そこを察してあげる。
- 私自身が「新しい知識」を常に仕入れる。
いきなり「大きく変える」のはすごく難しいけど、毎日ちょっと変えていきたいですね。
この前「植物の蒸散作用」の話を少ししましたが、葉っぱから水分を飛ばすことによって、新しくて新鮮な水分や養分を根から取り入れることができます。
ですから、KOSHIN学院も「蒸散」をしていたいです。
古くても「良いこと」は、生徒達に残してあげる。
古くて、「良くないこと」は、さっさと改める。
あと、個人的には「なにもしない学園」を作りたいですね。朝から何もしないでも叱られないような場所を作ってあげたいです。
要する「心の治療」をするような場所ね、しかも薬とかじゃなくて、「あくまで自然治癒」できるような場所。
しかーし!
まだまだ当分はKOSHIN学院だけで手一杯です。
とにかく1日1日、一歩ずつ進んで行きたいと思っています。
それでは今日はこの辺で。また明日!