塾の先生という仕事をしていて、お母様方から「一番多く質問されたこと」は、おそらく「うちの子家で全然勉強しないんですけど・・・」だと思います。
確かにKOSHIN学院でも「数年前」までは、保護者の方からそういうご質問をいただくことがありました。
しかーし!
ここ数年そういう質問をいただくことが、ほとんどなくなりました。
ということは、全生徒がみんな自宅でも勉強をガンガンやっているということでしょうか???
まさかですよね。私は「神様」じゃありませんから(笑)
ではなぜ、あまり言われなくなったのでしょうか?
毎日通っても月謝が増えない定額制にしたのが大きい!
試験前でもないのに普段からコツコツ自宅で勉強できる生徒は、すごく少ないです。
※もちろんKOSHIN学院の生徒でも何名かいます。
しかーし!
自宅でも真面目に勉強できる生徒ほど、KOSHIN学院に毎日休まず通ってきます。
それはそうですよね! 真面目に勉強に取り組む生徒にとっては「毎日通っても月謝が増えない定額制」は本当に魅力的だと思います。
反対に勉強なんかしたくなくて、さぼっていたい生徒には最悪な塾ですよねσ(^_^;)アセアセ…
お母様達も「家で子どもがダラダラしている」のを見るのは、決して気持ちの良いものではありませんし、つい小言のひとつも言いたくなりますもんね。
ですからKOSHIN学院は「毎日通っても月謝が増えない定額制」にしちゃったのです。
KOSHIN学院は勉強を教えるのではなく、勉強の仕方を教えるから!
これも「大きな理由」のひとつだと思います。もちろん「分からない問題」などは教えますが、その前に「やることがある」ことを生徒達に知ってもらいます。
何度もこのブログで書いてきましたが、私は中学生の頃、本当に成績が悪かったのでした。
親に「勉強しろ!」と叱られるのですが、「なにをどうやったら良いか」すら分かってませんでした。
仕方ないから市販の問題集を適当に買ってきて、やってみるといきなり「問1の(ア)」からしてさっぱり分からないんです。
今思い起こすと、まったく「自分の実力に相応しくない問題集」だったのかもしれません。
塾の先生になって感じたことは、「問題集選び」って実はすごく大切で難しいんです。
一般の方はあまりご存じないと思いますが、実は毎年日本中のあちらこちらで「塾用教材展示会」が行われています。
ここには「ベテランの塾の先生」でも、多くの方が「より良い問題集」を求めて視察にきます。
「ベテランの塾の先生」でさへ、「問題集選び」にはものすごく気を配っているということです。
にもかかわらず、当時中学生の私が「自分に適する問題集」なんて選べたはずもありません。
最後は中学の担任の先生に、良さげな問題集を買ってきてもらいましたけどね(笑)。
今の時代だったら「教材選び」は、ぜひ「塾の先生」に相談して欲しいです。
ちなみにKOSHIN学院では、一冊目のワークは全員一律で購入していただきます。
しかーし!
2冊目以上が必要になった生徒には、惜しげもなく「無料」でどんどん新しいワークを差し上げています。
※だから私は経営者失格と言われる。月謝が増えないし、教材費も取らない(>_<)
でもね! そうしないと「一生懸命頑張る」とよけいにオカネがかかっちゃうわけじゃないですか!
私はその方がおかしいと思うんですよ。
- 勉強の仕方を教えてあげる。
- 勉強する環境を作ってあげる。
- 適する教材を指示してあげる。
これだけだって、勉強ができるようにならない方がおかしいと思うんです。
ですからKOSHIN学院「一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する!」と言い切れるんです。
今でも、たまぁ~に「うちの子家ではほとんどやらないんですよ」と言いそうになるお母さんはいます。
しかーし!
そのあとすぐに「でも、毎日塾に通ってるのは我が子ながらエライと思います!」っておっしゃいます。
元桐蔭学院校長の鵜飼昇先生(故人)は、
生徒達に「良い環境」を与えてあげれば、どんどん伸びていく。その環境を作ってあげるのは「オトナの仕事だ」というようなことをおっしゃってました。
実際鵜飼先生が校長になられたあとは、野球では甲子園の常連になりましたし、吹奏楽部などもすごく強くなりました。
KOSHIN学院は桐蔭学院のような大規模な場所ではありませんが、生徒が勉強しやすい環境を整えるという点では絶対にひけをとらないと自負しています。
毎日塾に来ているけど、試験前には自宅でも勉強できるような生徒を育てていくことが、私の大切な使命だと思います。
それでは今日はこの辺で。また明日!