もしかしたら今日のブログは気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれません。あらかじめお詫びしておきます。
「同じ時間」勉強しているのに、成果が現れる子と、現れない子がいます。この違いはどこから来るのでしょうか。
もちろん何度も繰り返しお伝えしているとおり「勉強の仕方」に問題があるのですが。
もうひとつ大きな原因があります。それは・・まずこちらの動画をご覧ください。
動画の中でお話ししたとおり、「家庭環境」にも大きな原因があるのです。
家族の会話が「どうしてだろう? なんでだろうね?」となっていると、子ども達の「好奇心」が育(はぐく)まれるんです。
そもそも「学問」なんて「好奇心」から始まったことですから。
日本の教育は減点法が多い!
私は保護者面談で絶対にお母さん達に言わないことがあります。
それは・・
- お宅のお子さんは、こういうところが良くないので家庭で注意してください。
- 特に算数の計算ができません。ご家庭で指導してください。
- 授業中落ち着きがないので、ご家庭で指導してください。
いかがですか? もしかしたら小学校や中学校の面談で、こんなことを言われたお母さんは多いのではないでしょうか。
自分の子の欠点なんか分かってんだよ!
って言いたくなったこともあるのではないでしょうか。
これがまさに「減点法の教育」なんです。あれができない、これができないというね。
もしこんなこと言われ続けたら親子共々やる気が失せてしまいますよね。
だから私は面談で「減点法」的なことは、できるだけ言わないことにしています。
それだったら、「1年前はわり算が全くできなかったけど、今は少数のわり算もできるようになりましたよ!」って言ってあげたいです。
成績の良い子の親は、あまり減点法的なことを子どもに言いません。
なんでお前は走るのが遅いんだ!
という代わりに
随分早く走れるようになったね! とか
走るのは遅くても、あなたは算数がとても得意じゃない!
とか言ってあげたいですよね。
私だって生徒を叱ることがあります。
「どうしてちゃんとやらないでボーッとしてるんだ!」などと叱ることもあります。
しかーし!
その後に「阿倍君は、ちゃんと毎日休まず塾に来てるじゃないか、それは本当に素晴らしいことなんだ。でもボーッとしちゃってたら、せっかくの素晴らしさが台無しじゃないか!」って伝えます。
こうして叱るだけでなく、良い点も指摘してあげるんです。
そして、
- わぁ!これできるようになったじゃん!
- おお! すげぇじゃん、随分ノートが綺麗に書けるようになったなぁ!
などと「加点法」で生徒に接していきたいものです。
それでは今日はこの辺で。また明日!