数年に1人くらいの割合で「ものスゴく勉強ができない子」が入塾を希望してくることがあります。
成績が悪いどころの騒ぎじゃなくて、もうすぐ中学生になるというのに、二桁の足し算引き算もおぼつかない子がいるんです。
例えば小学校4年生の男の子で、「曜日」(日~土)を言えない子もいました。
塾長:「今日は月曜日だから、明日は何曜日だ?」
生徒:「??? 分かりません。」
あの時は本当に驚きました。結局その生徒は入塾しませんでした。
さて、こういう生徒が入塾を希望してきたときは本当に悩みます。
果たしてKOSHIN学院で効果を出してあげられるのか?
それとも「学習しょうがい」がある生徒専門の先生をご紹介するか。
こうしたケースでは、私はお母さん(お父さん)と昼間の空き時間に個人面談をします。
その時の保護者の方の姿勢で、入塾を許可するか、他の先生を紹介するか決めます。
ただひとつ言えることは
お母さんも、本人もすごくやる気がある場合!
こういう時はお預かりすることにしています。
こういう言い方したら失礼なんですけどね。勉強できない生徒って、できる生徒の何倍も手がかかるんです。
しかーし!
手がかかるのは良いのです。それが「私の仕事」ですから。
ただ「本当に効果があるかどうか」が問題なのです。
※ただし、成績の如何を問わず他の生徒の迷惑になる子の入塾はお断りしております!
勉強が遅れてる子は、できる子の何倍も努力しなくちゃいけない
これが問題なんです。単純にすごく遅れているワケですから、なんとか人並みに追いつこうとするならば、普通の生徒の何倍も努力しなくちゃいけないんです。
要するにそれだけの覚悟が、お母さんにも子どもにもあるかどうかが問題なのです。
発達障害や不登校の場合を除けば、成績が悪いということは、それだけ勉強してこなかったということです。
そういう生徒が他の生徒の何倍も努力する覚悟があるかどうかは大きな問題です。
KOSHIN学院にも「他の生徒の何倍も勉強をする覚悟」を決めて、努力している子もいます。
どうしても勉強できないと「ボーッとしちゃう」ことがありますが、注意すると我に返ってまた頑張り始めます。
時には問題がさっぱり分からなくて、ポロポロ涙をこぼしている時もあるのですが、それでも決してあきらめようとはしません。
こういう生徒だったら、どんなに成績が悪くても、絶対にお断りしたりしません。
確かに他の生徒の何倍も手がかかるけど、手をかけてあげればドンドンできるようになっていきますから。
なによりも「あきらめない」で、「成功するまで」やるのですから失敗なんかあり得ません。
できない子は他の生徒の何倍も時間もかかります。でもKOSHIN学院は毎日来ても月謝が増えない塾です。
覚悟を決めて入塾を希望されるなら、どんなに成績が悪くても断りません。もちろんその前にトコトン話し合いましょうね!
それほどではないけど、やはり遅れている子の場合
ある著名な評論家の先生が、「勉強が苦手な子には優しく接してあげてください」などとくだらないことを言っています。
私に言わせれば「そうやって甘やかしてきた結果が今の成績なんでしょ?」って感じなのね。
勉強できない生徒の多くは、そもそも勉強以前のことができないことが多いのです。
- 教科書もワークも持たずに塾に来る。
- 塾に来ても挨拶もろくにできない。
- 宿題を出すと、友達に答えを聞いて写してくる。
- 叱ればふてくされる。さらに強く叱れば泣き脅しをかけてくる。
あげればキリがありません。私は「勉強以前」のことができてない場合は、結構きつく叱ります。
悪しき習慣を絶ちきらなければ、その生徒は永久に上昇できませんから。
むしろそれは「本当の愛情」だと考えています。
ほとんどの生徒は、それで立ち直ります。小中学生は素直ですからね。
※ごく一部どうにもならない子もいますけど。
こうして、ある程度「勉強以前のこと」ができるようになってきたら、そこで初めて優しく指導してあげます。
確かに怖いままだと、質問に来るのもためらってしまいますからね。でも何事も初めが肝心ですもんね。
しかーし!
できれば、そこまで追い込まれる前に何か手を打っておくべきだと思います!
中学校の問題は本当に大変なんですから。
え? まだ疑いますか?
それならなんでこんなに日本中あちこち塾があるのでしょうか?
そうなんです。塾に通って教わらないとできないほど大変だからなのです。
小学校の先生の中には、小学生のうちは遊ばせてあげてくださいなんて言っている人もいます。
遊ぶことは大賛成です。
しかーし!
やるべきことをやってからですよ!
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】