もう6月も中盤を過ぎました。あと1ヶ月もすると夏休みに突入します。ここが中1・中2生にとって「一番危険な時期」になります。
もう30年ほど前の話で恐縮なのですが、小学校4年生からずっと塾に通ってきてくれていた、とても真面目な女の子がいました。
小学校での成績は、全て◎でした。
当時の小学校の成績はは◎→○→△→(×)で表していました。
ところがギッチョンチョン
小学生の頃は優等生だったにもかかわらず、中学生になって成績が急降下。
中2の夏にはついに「やる気」を失い、転落人生へとおちていきました。
これには私も、当時の私の上司もかなり落ち込みました。
今でも彼女のことを思い出すと、悔しいやら申し訳ないやら。
それ以来10年近く「女の子の中2の夏」は鬼門でした。
中2の女の子は、中1ほど「子ども」じゃない。さりとて中3ほど「オトナ」でもない。非常に揺れ動く微妙な時期なんです。
中3ほど具体的な目標があるわけでもありませんしね。
中2の夏が運命の分かれ道である理由
簡単に言うと「勉強が急にものすごく難しくなる」のです。
- 数学:一次関数・合同の証明
- 理科:電流と磁界・オームの法則・フレミングの法則
- 社会:歴史では江戸時代など近現代
- 国語:用言の五段活用・形容詞・形容動詞・連体詞・副詞
- 英語:不定詞・動名詞・受動態・比較級
各教科とも難しい単元が続々と出てきます。
なめてかかると「あっという間に落ちこぼれる」のもこの時期なのです。
勉強がものすごく難しくなるのに、小学生気分でダラダラと夏休みを過ごしたら、取り返しのつかないことになってしまいます。
夏休みを部活だけで過ごしてしまったり、毎日家でダラダラなんかしてたら大変なことになります。
しかーし!
事態はそれだけで終わりません。
夏休みは学校の宿題が大量に出るのです。
学校の提出物などは、ちゃんとやらないと絶対に良い成績は取れません。
学校の成績が悪いということは、高校に行かれなくなるということもであるのです。
毎日暑くて疲れる時期でもあります!
毎日猛暑・酷暑で、しかも部活があって・・にもかかわらず学校の宿題も大量にある。
学習塾の先生からすると、夏休みなんて「一週間」くらいに減らせば良いのにとさへ思います。
元来夏は暑くて授業にならないから「夏休み」にしたはずですが、結局毎日朝から晩まで「部活」をしています。
部活が出来るくらいなら「普通に授業すれば?」って思うんです。授業時間が足りないとか、行事が多いとか、そんなの一発で解決です。
なんで夏休みが40日もあるのでしょうね。
※子どもの頃は嬉しかったですけど(笑)
中学生にとっては、この夏休みの過ごし方はものすごく大切なんです。
中3生は受験があるのから当然なんですけどね。
中1・中2生は夏休み以降急に勉強が難しくなる時期
だということを絶対に忘れてはいけません。この夏の過ごし方を間違えると、取り返しのつかないことになってしまいます!
取り返しのつかないことにならないようにするのは、
「お母さん!」 あなたの責任でもあるのですよ。
どこぞの金融会社ではありませんが、夏休みのご利用は計画的にです。
やるべきことをしっかりやって、充実した中学生活を送ってください!
それでは今日はこの辺で。また明日!