「言い訳の多い子は厄介です」というブログを昨年の3月に書きました。
今日はこのことを「別の角度」から書いてみたいと思います。
実はこれ「中学生」「小学生」だったらある程度直せるんです。
彼らはまだ純粋ですから。
彼らが信頼・信用する人から注意されれば、すぐに直そうと努力してくれます。
「言い訳ばかり」する人が、そのままオトナになったらどうなるでしょうかということを書きたいんです。
何を隠そう私自身が言い訳ばかりの人間でした
大学生の時に、近所のレストランでアルバイトをした時のことです。
フロアマネージャーから、色々なことを注意されたのでした。
- あ! そんなつもりじゃなくて、※※なんです!
- あ! それ今やろうと思っていました。
- あ! それさっき店長にやらくて良いと言われました!
全て「言い訳」から入ったのでした。「自分は悪くない!」と言いたくて。
ついにマネージャーが爆発してしまいました!
なんで言われたことを素直に「はい」と素直に言えないんだ!
お客様がお前の考えに合わせてくれるのか!
叱られたときは、腹が立つやらへこむやら。
※だって僕悪くないもん
営業終了後、マネージャーや料理長や先輩から散々言われました。
「お前はまだ、この業界のこと何も分かってないだろう! マネージャーはこの道で何年も生きているんだ! なぜそのマネージャーの言葉を素直に聞けないんだ!」
正確には覚えてないけど、そのようなことを教えてもらいました。
そして極めつけは
「僕悪くないもん!」なんて言うのはガキのセリフだと・・・。
「ここは学校じゃない! 職場なんだ! みんなこれで飯食ってるんだ! それこ命がけなんだ!」
あの時教えていただいたことは、「今の私」の心の中にもずっと残っています。
そりゃぁ、誰だって注意されたり叱られたら気分の良いものではありません。
しかーし!
言い訳する前に「なぜそう言われているのか」しっかり考えて欲しいんです。
今日は中3男子を2人叱りました。
理由は「お友達と一緒に塾を休んだ」からです。
2人で相談して「疲れたから明日休もうぜ!」と示し合わせていたのでした。
本当に疲れているなら、早く休んで次の日に備えることは必要だと思います。
しかーし!
「一緒に休もうぜ!」はいけません。
- もし友達が休んだら、その分ノートを取っておいてあげる。
- プリントなどあればもらっておいてあげる!
それが本当の友達がすることです。
叱られた中3男子2名は、私の話を素直に聞き入れて謝罪してくれました。
あの子達は明日からまた一生懸命頑張ってくれることでしょう。
社会人になっても言い訳ばかりだったら
例えば私の例だと
- 保護者:「この塾通ってるのに全然成績があがらないんですけど!」
- 塾長:「ええと、それはお宅のお子さんが悪いので、僕のせいじゃありません。」
ともし私が言ったとしましょう。
そんな塾の先生に誰が自分の子どもを預けたいですか?
それならば、「きびしく指導する旨」を先に保護者にお伝えしておくべきでしょう。
KOSHIN学院だったら「成績があがらない」のは全て「私の責任」です。
ただーし!
まだ小中学生の子で、そこまで意欲的に勉強に取り組める子は少ないでしょう。
だかーら!
最初に「これだけは絶対に許さないよ!」ということだけは、生徒にも保護者の方にもお伝えしておきます。
KOSHIN学院ではそれは「2つ」だけです。
- 他の生徒の迷惑になることはしない。
- 分からないのは叱らないけど、分からないからボーッとしてるのは叱る!
生徒達はすぐに素直にこの言葉を聞き入れてくれます。
社会人になっても言い訳ばかりの人が言い訳ばかりの人を大勢見てきました。中には私よりずっと年上の塾経営者もいました。
私は面倒くさいからそういう人は相手にしません。
だからこそ、若いときに「どんな人と出会ってきたか」は本当に大切だと思います。あなたを叱ってくれた人です。
こんな話をすると、いつも中学生の時の校長先生が、私の母親に言った言葉を思い出します。
瀬下さんよ! 教育はドブにカネを捨てるのとワケが違うんだよ!
オトナになってからじゃダメなんだよ。今やらなくちゃ!
校長先生の言葉を素直に聞きいれて、私に教育を施してくれた両親には、本当に感謝しています。
※この言葉を父に伝える前に、父は他界してしまいました。
私の塾の月謝がなければ、もっと好きなものをたくさん食べられただろうに。
それでは今日はこの辺で! また明日!