今日のタイトルを読んで「ドキッ!」としちゃったお母さんはいらっしゃいませんか?
このブログを「私の母」が読んだら、ドキッとするどころかものすごい剣幕で怒り出しそうです(笑)。
私も随分多くの生徒と接してきましたけれど、振り返ると
気力が全然感じられない子
はけっこう多かったです。
子供が自分で考える時間を、親が与えてないんですよ。
- ああ!それじゃだめ! これはこうするの!
- そうじゃないの! 何度言ったら分かるの!
そんな言葉を子どもに言っちゃった人はいませんか?
もっとひどい人になると
- そんなにできないならやめちゃえば?
- どうせあんたなんか、何やっても無駄なんだから。
こんなことを言われたら、よほどの人物で無いと立ち直れませんよ。
自分の気持ちを正しく相手に伝える
小学校も高学年になってくると、なんでも母親が口を挟んでくるのをすごく嫌がるようになります。
それでも、あまりうるさく言うと、あの
うぜぇ!ばばぁ!しね!
が飛び出しちゃうんですよ。たまに保護者面談などで、お母さんから相談を受けることもあります。
安心してください!
本当に心の底から「しね!」と思ってるわけじゃありませんから。
彼らはまだ「言葉」を知らないんですよ。ペラペラおしゃべりはよくするんですけどね・・・
自分の気持ちを正しく相手に伝える
のは、ものスゴく苦手なんです。
我々「塾の先生」だって、「自分の気持ちを正しく相手に伝えるのが苦手」な人も大勢いるんです。
もっと言うと「自分の気持ちを正しく相手に伝える」ことができれば、それは「オカネ」になるんです。
例えば、私の場合です。
私の指導にたいする思いを、正しくお母さんにお伝えすることができれば、きっと多くのお母様方は共鳴してくださることでしょう。
※全員ではありませんけど。
そして「それなら、この先生に私の子を預けてみたい」と思っていただけたら、変な話ですけど月謝を持って私の塾に来てくれるわけです。
※言葉が悪くて申し訳ございません。
要するに「自分の気持ちを相手に正しく伝える」って、本当に難しいことなのだと言いたかったのです。
自分の子どもであっても、ひとりの人間として接する
自分の子どもにイライラすることは、誰にでもあることだと思います。
ただその感情を、そのまま相手にぶつけるのは間違いです。
たまにスーパーなどで買い物していると、イライラした感情を店員さんなどにぶつけているオトナをみかけます。
相手の立場が弱いことにつけこんで、こんなことをする人間を軽蔑します。というよりも私のそばに来て欲しくありません。
やられた方はたまったもんじゃありませんからね!
しかーし!
そのたまったもんじゃないことを、我が子にしている親は少なくありません。
思いついたことを、すぐに口にするのではなく、一旦深呼吸して「この言葉を投げかけること」が「相手のためになるかどうか判断する」のがオトナのすることです。
相手を自分の感情のはけ口にしてはいけません。
叱ってはいけないということではありません!
「この言葉を投げかけること」が「相手のためになるかどうか判断する」ことが大切なのです。
親として、教師として、「生徒や子どもに絶対に改めてもらいたい」ならば、
その気持ちを正しく相手に伝えることが大切です。
エラそうなことを書きましたが、これは「自分に対する戒め」でもあります。
世界中の人が、少しずつで良いから相手の気持ちを考えることができるようなれば、戦争も暴力もかなり減ると思うんです。
それでは今日はこの辺で。また明日!