今日も他塾(川崎市)の若手の先生が、KOSHIN学院の授業を見学に来られました。
若い先生方が一生懸命頑張って「より良い授業」を目指すのは本当に素晴らしいことだと思います。
授業終了後に、その先生といろいろなお話しをしたんですけどね。
私にぜひ質問してみたいことはありますか? と尋ねたら
私は上手に生徒を叱れないんです。叱りながらもあれこれ考えてしまい、生徒に伝わらないんですけど、何か良い方法はありますか?
と質問してくれました。きっとこういう悩みを持っている「先生」「お母さん」も多いのではないでしょうか。
そもそもなんのために叱るのでしょうか?
単純明快ですよね。「こちらの考えを相手に正しく伝えたい」からです。
つまり「叱り方を学ぶ」というよりは、「いかに相手に自分の気持ちを伝えるか!」ということを研究して欲しいんです。
私は時には厳しく叱るときもあるし、理詰めに話して言い聞かせることもあります。
同じ生徒に対してでも、その場に応じて使い分けています。
「いかにわたしの気持ちを生徒に正しく伝えるか」が大切なわけです。
伝え方はその時その時で臨機応変です。
いろいろな伝え方があるので、多くの先輩の技術を盗んで、あるいは学んで、「自分らしい伝え方」を身につけて欲しいです。
たぶん若い先生が、いきなり私の「叱り方」を真似したら、生徒から猛反発されてしまうかもしれませんし、退塾されてしまうかもしれません。
- 何のために叱るのか?
- 何を相手に伝えたいのか?
- どうすれば伝わるのか?
ということを常に意識して欲しいです。
最終手段的に「強く言う」ことが必要な場合もあるだろうし、「絶対に強く言ってはいけない」場合もあるでしょう。
そういう「技術的」なことは、生徒とともに学んで行けば良いでしょう。
ただ根本は「生徒に正しく気持ちを使える」ことです。生徒に伝わらなかったなら叱る意味がありませんから。
私は君がこうしてくれたら、もっと良くなると思うんだ!
こういう気持ちで生徒と接してみてくださいというお話しをさせていただきました。
実は私も数え切れないほどの失敗をしながら、今の技術を身につけました。
これも数年したら、もっと変わってるかもしれません。
ただ、僕は君にもっとよくなってもらいたいんだ!
という気持ちだけは変わらないと思います。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】