すみません(>_<) また昔話です・・
十数年前くらいまでは「塾に入って安心しちゃって勉強しなくなった」という声をお母様方からいただくことがありました。
KOSHIN学院ではその後、全くそういう声は出なくなりましたけど、そんな風に言われてしまった時は本当にショックでした。
もうすでに塾に通っている子のお母さんや、塾の先生でそんな経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも・・
塾に入ったからもう大丈夫!
と思われてしまう方はいらっしゃるんじゃないでしょうか。
塾に入るのはスタートに過ぎない!
このブログで何度も書いてきましたが、KOSHIN学院の教室に座っているだけで「頭が良くなる」なんていうことは絶対にありえません。
※そんなことができるなら月謝を百万円にします(笑)
塾に入って「いかに勉強するか」が大切ですよね。
しかーし!
塾に入っても、ほとんど勉強しない生徒って意外と多いのです。
ちゃんと時間通りに塾に来て座って、いつも通り「作業」が始まります。
どんな作業でしょうか?
- とりあえず鉛筆を動かす。
- 何かを書いては消している。
- 問題文なんか全く頭に入ってない。
- ひたすら終了時間まで勉強している振りをしている。
こういう生徒は「勉強していない」のと全く同じか、むしろそれ以下です。
そういう子達の意識改革をするために、いろいろなお話しをします。ですからどうしても説教をせざるを得ないこともあります。
高田純次さんがおっしゃる通り、極力「説教・昔話・自慢話」はしないように努力していますが、どうしてもしないと仕事にならないんです。
今日は中3男子に注意をしました!
この生徒(仮称:高田君)は、とても素直で真面目な子なのですが、自分が『受験生』であるという自覚が少し欠けていました。
良い高校に進学したいと口で言う割りには、学習内容がともなっていません。
自分がやりたいことを優先させているのです。
もちろん「やりたいことを全て我慢しなさい」なんて言うつもりはありません。
しかーし!
高田君が進学したいと言っている高校に進学した卒業生達は、どれほど苦労して頑張って勉強したことか・・・。
卒業生達のその血のにじむような努力を見てきた私からすれば、高田君の生温い(なまぬるい)考えは改めてもらうしかありませんでした。
こういう話をすると「部活なんかやってないで塾に来い!」と言ってるように思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。
かつて塾には週に2回2時間ずつしか来ない。しかも中3の夏休みには2週間ほどカナダにホームステイで塾を休んだ子がいました。
それでも彼は、神奈川県でもかなり偏差値上位の高校に合格しました。
ご推察通りです。彼は「自宅」でもすごく勉強する子でした。
ですから週に2回「分からない問題だけ教えてもらいに来る」だけで十分成績があがったのでした。
反対に朝から夕方までずっと塾にいたのに、一問か二問しか解かないで帰ってしまった子もいました。
※もちろん何度も注意もしましたし、説明もしました。
これでお分かりいただけたと思います。
塾に来ただけではダメなんです!
このことを分かってもらえないなら、塾に通う意味ないですもん。
はっきり言っちゃおうかな!
ほとんどの塾に「座ってるだけに等しい生徒」っているんです。
もう少し付け加えると、それが「いけないこと」だとさへ思ってない生徒も意外と多いのです。
そういう生徒は「意識改革」をしない限り、成績の向上など望めるわけがありません。
しかーし!
この「意識改革」って、そんな簡単なものじゃありません。
95%以上の生徒は、私の言葉を素直に聞き入れて、その後勉強を頑張り始めますが・・・
※100%じゃないんです。
幸い今日注意した高田君は「自分の考えが甘かったこと」を素直に反省し、「これからどうして行くか」について私に話してくれました。
こういう謙虚さのある生徒! 必ず伸びますから!
この高田君、その後「夏休みどんな問題をやれば」良いか聞きに来ましたので、彼に適する問題集をプレゼントしました(*^-^)v
それでは今日はこの辺で! また明日!