厳しい言い方だが、塾は中3からで間に合うと思っている保護者が少なくない。
確かに「間に合う生徒」がいるのも事実だが・・・
しかーし!
それは、中3で入塾するまでに、ちゃんと基礎学力を身につけていた生徒の場合だ。
塾に通わず「自分のチカラ」だけで、ある程度の点数を取ってきた生徒であれば、そこに「我々塾の技術」が加味されることによって、大いに成長することがある。
私はあえてそういう生徒の為に、毎年「1名分」だけは中3生枠を残している。
※おっと!これは内緒の話だった。
分数小数の計算もできない子が中3になってから塾に来ても
この時期になって分数・小数の計算もできない中3生でも、「うちに来れば大丈夫ですよ!」と言って受け容れちゃう塾があります。
はっきり言っちゃおうかな
そんな塾は、その生徒が持ってくる月謝に用事があるんです!
え? KOSHIN学院だって生徒が持ってくる月謝に用事があるんだろうですって??
もちろんです。KOSHIN学院は営利を目的とした個人企業です。
しかーし!
それは指導に対する正当な報酬だと考えています。
どんな生徒でも良いからと受け容れて、月謝を吸い上げるようなことは絶対にしたくありませんし、していません!
ちゃんと効果を出してあげられそうもない生徒は、お預かりしておりません。
例えばこの時期に「うちの子小学生の計算もできてないんですけど」という中3生が入塾を希望してきても、お断りします。
高校入試まで「あと187日」です。約半年で小学校の復習から全てやるのは、いくら私でも不可能です。
中1・中2の勉強は中3の範囲より難しい!
何度もこのブログで書いてきましたが、中1・中2の勉強って本当に難しいと思うのです。
中学1年生に理科の問題を一問教えただけで、ぐったりと疲れてしまうことがあります。
理科だけではありません。国語も歴史も地理も数学も英語も・・・
毎年入試直前になって受験生が苦労するのは「中3の範囲」ではありません。
かなり勉強ができる受験生でも「中1の範囲が一番難しい!」と言います。
英語なら中3で習う現在完了や関係代名詞よりも、中1で習うbe動詞・一般動詞の使い分けの方が中3生を悩ませます。
社会科は中3では主に「公民」を学習するのですが、入試で大変なのは圧倒的に「地理・歴史」の範囲です。
ですから毎年受験生は死に物狂いで1・2年生の範囲を勉強します。
中1・中2の範囲はものすごく難しいし、学習することも膨大な量になります。
これを「小学校の基礎もできてない生徒」が、入試までに全てやり切るなん不可能です。
高校入試を甘く見てはいけません!
なにも小学生の時から「ガリ勉しろ!」なんていうつもりは全くありません。
しかーし!
やはり「教科書に出てくること」くらいは、しっかり勉強して欲しいです。
もし中1・中2の間は部活をしっかりやって、勉強は中3からなんて思っているなら、それは大きな間違いです!
もう一度繰り返します。
学習塾の先生を四十年近くしている私でさへも、中1・中2に勉強を教えるとクタクタになるほど大変なんです!
それなのに、全然勉強してない生徒が「有馬高校」や「高浜高校」に行きたいなんて簡単に言っちゃうんです。
有馬高校や、高浜高校なら簡単に入れるとか思ってるなら、今すぐにその考えは改めてください!
うちの卒業生が、どれほど頑張って有馬・高浜に進学したか見せてあげたいです。
現在中1・中2のみなさんは元より、小学生の子達もやがてすぐに「この現実」を突きつけられることになります。
今から「やるべきこと」はしっかりやっておきましょう!
それでは今日はこの辺で。また来週お目にかかりましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】