KOSHIN学院を今年卒業したばかりの高校一年生が、授業が終わった頃ふらりと遊びに来てくれました。
現役だった頃は、あまり話をしてくれない生徒でしたが、今日はいろいろなことを話してくれました。
こんな時にも「卒業生の成長」を感じるんです。
彼の話によると、彼が通う高校に「ほとんどの生徒から嫌われている教師」がいるのだそうです。
「なんでそんなに嫌われてるの?」と聞くと、要するに授業が成立していないのだそうです。
- 生徒が分かっていようがいまいがお構いなし。
- 生徒が問題を解く時間を与えない、まだみんな解いてるのに答えを言っちゃう。
- 「このくらい分かってるよね!」と言って先に進んでしまう。
こういう人はもはや「プロの教師」とは呼べないと思うのです。
生徒達に「勉強を教えること」を生業(なりわい)にしているのに、こんな授業をしてるなんて・・・。
とりあえず与えられたコマ数を消化すれば良いと思っているのでしょうか。
※私が学生の頃にもそんな教師が何名かいました。
塾が尻拭いしてしまうのがいけないのか?
今日は「高校生」の話ですが、時には「中学生」からも同じような苦情が来ることがあります。
それでも、その科目をできないとマズいから「塾の先生」がカバーしちゃうんです。
結果として生徒達は「その先生の科目」の試験も、そこそこ点数を取ってくる。
「その先生」は、これで良いのだと勘違いするという悪循環。
少なくとも「プロの教師」を名乗ってるのだったら、こういう「生徒の気持ち」を考えない指導なんてあり得ないですよ。
しかーし!
こういう教師は一部の人間であって、ほとんどの先生が色々工夫して生徒の為に頑張ってくれています。
このことを忘れちゃいけませんよね!
生徒から信頼される教師になるためには!
ここからは「塾」も「学校」も同じなんだけど、生徒から信頼してもらえる先生になるためには・・
- まずきちんと授業が成立していること
- プロなんだから「分かりやすい授業」なんて当たり前
- 生徒達に興味や関心を持ってもらえる授業
- 生徒達の学力を伸ばす授業
最低限「これくらい」はできなければ、プロの教師を名乗って欲しくありません。
生徒達に信頼されたかったら、まず「しっかりとした授業」をすることは基本中の基本です。
※指導の方法はいろいろあって良いと思います。
私が高校生の時の英語の教師は「酷い奴」でして、教科書なんか全然説明してくれない。自分の知識をひけらかすだけ。
私がいくら「先生!ちゃんと教科書の授業してください!」と言っても無視。
最後は私もその教師の授業をボイコットしてしまいました。
その時「担任教師」に呼び出され、いろいろ言われましたが・・・
卒業して何十年かしてから「担任教師」にお会いしたのですが、担任もそのことを覚えていて、
「あの時は立場上言えなかったけど、あいつはひどかったな。すまなかった。」
と謝罪してくれました。私は担任だった先生のことを益々大好きになりました。
教師といえど間違いはあるかもしれないけど、間違いに気付いたなら、相手が学生だと舐めないで真剣に謝罪するべきですよね。
その点「私の元担任」は実に素晴らしい人だったと、今でも感謝しています。
私も常に反省しています!
いろいろな生徒と、いろいろな会話をしていると無意識のうちに生徒を傷つけてしまうことがあります。
何十年この仕事をしていても「ゼロ」にはなりません。
でも、自分が間違えたと思ったら、生徒達に正直に真っ正面から謝罪します。
そうすると、生徒達もちゃんと分かってくれますもん。
しかーし!
これ、特に「若い先生」に言いたいんですけどね、一度「口から出した言葉には責任を持たないと」いけません。
生徒から見て最悪のパターンはこんな時です
先生が生徒を叱ったあと、生徒に機嫌を直して欲しいからと、叱ったことを謝罪しちゃうこと。
これは、生徒に嫌われる近道です。
そんなに簡単に謝罪するくらいなら、最初から叱らなければ良いの。
しかも「本当に悪かった」と思って謝罪するのではなく、「生徒のご機嫌をとる」ために謝罪するの。
実は私自身、若かりし頃この失敗をしたことがありました。
生徒達から「総スカン」を喰らわされました。
その時1人の女子生徒が
「先生に叱られたことは、私も もっともだと思いました。だからそれは良かったけど、あたし達のご機嫌を取るために謝ったのは、すごく嫌でした!」
と私に言ってくれました。
彼女のその言葉は、今でもしっかりと私の心に刻まれています。
だから謝罪しないということではなくて、「ご機嫌取り」みたいなことはしないということです。
あとは「感情的に叱る」のもいけませんね。
「現在の私」は、叱る時は「心で叱る」ようにしています。
叱っても生徒がついてきてくれるようになりたければ
今の私なら、少々厳しく生徒を叱っても生徒達は真剣な表情で付いてきてくれます。
私の言葉を受け容れて、一層の努力をしてくれます。
しかーし!
いくら私でも、「知らない中学生」を呼び止めて、いきなり叱ったら絶対に反発されるか下手すれば反対にボコボコにされてしまうかもしれません。
KOSHIN学院の生徒が、私の言葉に真剣に耳を傾けてくれるのは、私と生徒の間にしっかりとした信頼関係があるからです。
- 塾長が言ってるのだから間違いない!
- 塾長の言ったことを信じてやってみよう!
- 今までだって塾長の言った通りにやったらできたし!
って生徒に思ってもらえることが大切です。エラソーに書いたけど、私だって100%できてるわけじゃありませんが。
ではKOSHIN学院の生徒は、なぜ私を信頼してくれているのでしょうか。
自分で言うのもなんですが・・
やはり生徒達にちゃんと結果を出させてあげてるから!
だと思うのです。
今日遊びに来てくれた卒業生も、
- 「塾長が言ってる通りにやって、成績があがらないわけがない!」
- 「KOSHIN学院の授業のやり方で、できるようにならない方がおかしい!」
と言ってくれました。
決して自慢したいわけじゃなくて、自分でも本当にそうだと思うのです。
※自慢に聞こえたら申し訳ありません。でも本音です。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】