- 何度か、このブログで「ゲームばかりしている子」をテーマに記事を書きました。
昭和33年生まれの私からすると、いわゆる「テレビゲーム」なるものが世の中に出てきてかなり戸惑いました。
丁度大学生の時に「スペースインベーダー」というゲームが大流行しました。
喫茶店に行くと、どの店にもインベーダーゲームが置いてあって、珈琲一杯で何時間もゲームをしている人であふれかえっていました。
私は「そもそもゲームが下手くそ」でしたので、インベーダーゲームをやってる友人と喫茶店に行くと、つまらなくて暇で仕方ありませんでした。
本当に時間がもったいないと思っていました。ですから周りの人がゲームを始めると、適当な理由を付けて帰りました。
そんな人間からすると、どうしても「ゲーム=悪」に思えちゃうんです。何よりも時間がもったいない。
そんな私の考えが変わった出来事
これはうちの「スタッフの女性」の話です。彼女は中学生の頃は「歴史」はどちらかというと、そんなに得意な方ではありませんでした。
高校を卒業してしばらくした頃、彼女が生徒に歴史の問題を説明している時に私はすごく驚きました!
いつの間にかすごく歴史に詳しくなってる!
確か生徒だった時は、歴史は得意ではなかったのに「どうしちゃったんだろう?」って思いました。
そこで、彼女に直接聞いてみました。
「いつ、そんなに歴史に詳しくなったの? どこで勉強したの?」
すると彼女は「ゲームがきっかけ」だったと教えてくれました。
私はゲームは全く詳しくないんですけど、「戦国武将」を題材にしたゲームがあるらしくて、そこに伊達政宗・毛利元就・北条早雲・今川義元など、名だたる武将が登場するのだそうです。
なかでも彼女は「伊達政宗」のことを大変気に入って、その後色々な本や資料を読みあさったのだそうです。
ゲームがきっかけで、すごく歴史が好きになったという話を聞いて、私は「自分の考え」を改めることにしました。
「ゲーム=悪」と決めつけるのは良くないなと・・・。
しかーし!
彼女は元々勉強熱心な子だった!
彼女はゲームも好きだけど、テニスやバトミントン、バレーボールなども大好きな子です。
そして何よりも「やらなければいけないこと」はちゃんとやる子です。
そして「自分で決めたルール」は絶対に守るという、気持ちの強さもあります。
そういう子だから「ゲームをたくさんやっても」大丈夫です。自分を律することができますから。
もともと「ちゃんと勉強する子」ですから、ゲームをきっかけに好きになった武将のことを、いろいろ調べてみようとしたんです。
そういう土壌があったから、ゲームをきっかけに歴史に詳しくなったんですね。
ゲームは中毒症状が出るから注意!
これは別の卒業生の話です。
入試直前なのに、ゲームばかりやっていて困っていると、その生徒の両親から相談を受けました。
月並みなんですけど
- ゲームなんか隠してしまえばよい。
- ゲームなんか捨てちゃえば良い。
- 時間を決めて、親が貸し出す。
などと伝えてみたんですけどね・・・
(1)ゲームを隠してみたけど
ゲームを隠しても、親が留守の間に探し出してやり始めてしまう。両親共に昼間は仕事があるので、そこまで管理しきれない。
(2)ゲームを捨てちゃう
お母さんいわく、「すごく高いものだったので、もったいなくて捨てられない」のだとか。
※私だったら捨てちゃうか、それともオークションに出品して売っちゃうかな。そもそも最初から絶対に買い与えないし。
(3)時間を決める
これはやってみたけど、「もうゲームは終わりだよ」と取り上げようとすると、暴れ出すのだとか。すると父親も頭に来てボコボコにぶん殴り出してしまうのだそうで・・・。
はっきり言っちゃおうかな
こういう子にとっては、やはり「ゲーム=悪」だと思います。
なんでそんな子に、ゲームなんか買い与えちゃったかなと思いますけどね。
ここで一番問題なのは、
もうすでにゲーム中毒になっていること
なんですよ。
ゲームを取り上げようとすると暴れ出すなんていうのは、完全に中毒症状です。
私が塾で勉強を教えている間は、とても親に暴力を振るうような子には見えませんでしたから。
こうなっちゃうと、もはや「学習塾」では対処できません。入試直前ではありましたが・・・(以下省略)。
ちなみに「ゲーム中毒」「ゲーム依存症」で検索すると、ものすごい数のHPがヒットします。
スマホもゲームも「使い方次第」です
それこそ決めつけるのはいかがなものかと思いますが、
やはり「勉強出来ない子」「勉強しない子」にゲームを買い与えるのは避けた方が良いでしょう。
親がコントロールできないなら買い与えない!
ただね、買い与えないとクラスの友達のを借りてきて自宅でやり始めたなんていう子もいました。
依存症・中毒症状になってしまったら、やはり「専門家」に相談するのが良いと思います。
しかーし!
例えば私なんですけどね、塾の備品も含めて
windowsパソコン4台 MacbookPro1台 iPhone 1台
ガラケー1台 iPad4台 andoroidoタブレット1台 iPodtouch1台
持っているんですよ。
別に「仕事」でなければ、私は全部不要だと思っていますが、
現代の世の中において、「こんなに便利な道具」はないと思っています。
これらを「上手に使えば」生徒達の「学力向上」にも大いに役に立ちます。
数年前からTwitterやFacebookも始めました。いろいろいじっているうちに詳しくなってきました。
つい先日は生徒のアカウントが乗っ取られていることに、私が気がつき、その対処の仕方を教えてあげることができました。
ゲームにしても、スマホにしても
親や教師が、子ども達に「使い方やマナー」などを教えてあげられていないのも問題なのだと思います。
今やオトナよりJK・JCの方が使い方詳しいですからね。
私は生徒達にPCやスマホのことも教えてあげたいです。
それでは今日はこの辺で。また明日!