このところ連日テレビや新聞などで「9月1日は一番自殺する子が多い」というニュースを報道しています。
- 宿題が終わってない
- 夏休みで怠け癖がついた
などいろいろな原因が考えられます。でもきっと「原因はひとつ」じゃなくて、色々なものが複雑に絡んでいるのだと思います。
実は私も何度も人生を投げ出してしまおうと思ったことがありました。
※怖くて命を絶つことができませんでしたけど。
今でも忘れられない父の言葉
私がまだ30代、いわゆる「働き盛り」の時のことです。
自分の気持ちも肉体も擦り切れてボロボロになって、前職を命からがら逃げ出してきました。
- 何をやっても上手くいかない。
- どこに行っても嫌な人がいる。
- どうせ俺なんか・・・もうダメかも。
今思い出してもぞっとするほどの「暗黒時代」でした。
逃げ出してきたものの、次に何をしたら良いか考える気力すら失ってました。両親にも申し訳なくてね・・・。
毎日どうやったら死ねるかばかり考えてました。。
しかーし!
そんな私に母親は文句も言わず食事を作ってくれ、
父親は
「今は人生の充電期間なんだ。オヤジはまだ元気だから、贅沢はさせてあげられないけど、メシくらい食わせてやれる。だからお前の人生を焦らずにしっかり考えなさい。一年でも二年でもゆっくり考えれば良い。」
と言ってくれました。
父のこの言葉がなかったら、本当に心が折れてしまったかもしれません。
※この言葉をくれた父も二年前他界しました。
疲れたら休んで良いんだよ!
このタイトルで以前ブログを書いたことがありました。
とかく「今の世の中」は忙しいんです。そして人口も増え(局地的に)、塾の前の交差点では、しょっちゅう運転手同士が怒鳴り合いの喧嘩をしています。
オトナもイライラしています。もちろん子ども達だって・・・。
それでも「元気」な時は戦えるけど、「弱ってる時」はとても立ち向かえないよね。
私も働きたくて、働きたくてたまらなくなるほどに復活するまで1年以上かかりました。
当時30代半ばだった私でさえ、そうなんですから小学生・中学生・高校生くらいの子達だったら、もうどうして良いかも分からないですよね。
例えば風邪をひいたら寝ますよね。それと同じで「心が風邪をひく」ことだってあるんです。
普段だったらなんともないことに傷ついて動けなくなることもあります。
なんてエラソーに書いてるけど、私だって「今でも」傷ついて動けなくなりそうになることがあります。
残念ながら高校入試で「不合格者」なんかだしてしまった時なんか、そりゃもう「腹を切って」詫びたいくらいな思いでした。
そんな話を友人に話したら、すごく叱られました!
「もし本当に瀬下さんが死んだら、その生徒はもっと苦しまなければいけない!」
そんな感じの言葉をいただきました。
この時は心底反省しました。
話を戻します。
本当に心が疲れちゃった時は、やはり寝て欲しいんです。
とにかくゆっくり寝て欲しいの。
そして「もう寝るの飽きた! そろそろ動きたいな!」という気持ちになるのを待つのです。
そんな気持ちになったら少しずつ「散歩」程度の運動をしてみましょう。
私も「散歩」で身体を動かしているうちに、「働きたくてたまらない」気持ちが復活してきました。
働かないと働けないは大きな違い
- 「働かない」は単なる怠け心
- 「働けない」は働きたくてもどうにもならないこと
この両者は大きく違うんです。
実は今こうしている間にも、大勢の人が「働けない」と悩んでおられます。
その状態で無理をすると「命の危険」があります。突発的な行動をとってしまう危険があります。
だからやっぱり「心が風邪をひいたら」ゆっくり休みましょうよ。
心の疲労が取れてくれば、また「動きたくてたまらなく」なってきます。
そうそう!
「専門家の人に相談してみたいな!」と思えるようになったら、それはまず第一段階クリアですよ。
それでは今日はこの辺で。また明日!
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