神奈川県の公立高校入試において、いわゆる「内申点」(中学校の成績)は次のように計算されます。
□中2後期 5段階評価×9教科=45点
+中3後期 5段階評価×9教科×2=90点
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合計135点満点
このうち実技4教科だけで計算すると
□中2:5段階×4教科=20点
+中3:5段階×4教科×2=40点
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合計60点
つまり「内申書」の成績135点のうち「60点」もあるんです。
内申1点は入試3.7点に相当します。
※(4:4:2型の場合)
ということは「実技科目の内申点」は公立高校入試においては、ものすごく大きな意味を持つということです。
ということは、もちろん実技科目の成績をあげなくてはいけませんね。
そろそろ地元の神田中学校・横内中学校では期末試験です!
期末試験では主要5教科だけでなく、9教科全部出題されます。
※地域差があります。
まずは、この期末試験の学科試験で良い点数を取る必要があります。
例えばこんな生徒さんも多いと思います。
- 運動が苦手で、体育の実技はいつもだめ。
- 歌が苦手で、音楽の実技はいつもだめ。
- 絵が下手で、美術の実技はいつもだめ。
私は特に「絵」が下手で、絵を描いて出すのは本当に苦手でした。たまに動物の絵なんか描くと、生徒達は大爆笑になってしまいます。
そういう生徒が、まず頑張らなければいけないのは「実技科目の学科試験」です。
実技の学科試験は、ちょっと勉強すれば良い点数を取れるのに、特に男子なんかは「何も勉強しないまま」試験を受けちゃう子が多いのです。
いくら注意しても、そういう生徒がいるので苦肉の策として
実技科目しか勉強しない日!
というのを作ったんです。これが見事に功を奏して、うちの生徒達の実技科目の学科試験の点数が飛躍的にあがりました。
しかーし! それだけでは足りません!
先ほどの動画(KOSHIN-TV)でも述べましたが、まず学校の調査書(通信簿)を見てください。
5段階評価とは別に観点別評価というのがあります。
このA~Cで評価されてる部分です。
自分を担当してくれてる先生のところに直接相談にいって、
「先生! Cが付いちゃってるのでどうにかしたいんですけど、どう勉強したら良いですか?」
と質問して欲しいのです。
そうしたら先生は「ああした方が良い、こうしてごらん」とアドバイスをくれます。
先生に言われたことを、必ずメモして「そして言われたことは必ずやって」ください。
それをやったら、必ずそれを再び担当の先生に見せに行ってください。
※先生の都合を聞くのを忘れないでね。
こうしたことを繰り返してください。
あのね・・・はっきり言っちゃおうかな
こんな良い話を聞いても、やらない人はやらないんです。というより「やらない人」の方が多いの。
だからやるんです!
少なくとも私はそうしています。周りと同じことしてたんじゃ厳しい塾業界生き抜いていかれませんから。
数年前とある生徒が骨折してしまい、体育の授業を受けられないということがありました。
この生徒は体育の成績が下がるのではないかと、大変心配していました。
そこで「体育の先生に直接相談してごらん!」と伝えました。
その生徒は言われたとおり、翌日学校で体育の先生に相談しました。
すると体育の先生が「それだったらレポートを出してください。」とアドバイスしてくださいました。
その生徒は言われたとおりに、ちゃんとレポートを提出しました。
おかげで、全く体育の授業に参加できなかったのに成績が下がることはありませんでした。
きっと体育の先生は、その生徒の「学習に対する意欲」を大きく評価してくださったでしょう。
最後にもう一度繰り返します。
絵や運動や歌が下手でも、頑張って成績をあげる方法はあるんです!
しっかり頑張ってください!
それでは今日はこの辺で。また明日!