先週で前期期末試験が終わり、今週は試験の結果が返ってきました。
理想は全生徒全教科満点ではありますけどね・・実際にはそんなことを望んでいる生徒も、保護者も滅多にいません。
よくできた科目もあれば、あまりできなかった科目もあるのは仕方のないことだと思います。
しかーし!
- やった!点数あがった!
- あらら、こりゃひどいわぁ!
で終わっちゃいけないんですよ。
一番大切なのはどれだけテスト直しができるかなの!
試験ですから、そりゃ点数は大切ですよ。悪くいえば「点取り合戦」みたいなもんですからね。
しかーし!
次に良い点数をとるために、絶対にしなければいけないことがあります。
それはテスト直し!です。
- これはどうしてこういう答えになるんだろう?
- 何と何を勘違いしちゃったんだろう?
- どうしてこの問題が解けなかったんだろう?
- これが今度また出たら、どうすれば良いのだろう?
こういうことを、しっかりやって置かないと、次の試験でもまた似たような問題が出るのですから。
そこで今日は中3生全員「今回の試験問題」を持ってきてもらいました。
今日は徹底的にテスト直しをする日だよ~!
昨日のうちに、そう生徒達に伝えておきました。
テスト直しで絶対にやってはいけないこと!
いつも不思議に思うのですが、中学校の先生はテスト直しをさせる時に「問題文」「図やグラフ」も必ず書いて、レポート提出しなさいというのでしょうか。
※要するに宿題のための宿題なのよね。
ただこれは「学校の宿題」ですから、中学の先生の指示通りにやらなければ成績がさがってしまいます。
ですから「見やすさ」も気をつけて、綺麗なレポートの書き方のコツを生徒達に指導しました。
しかーし!
これはあくまでも「学校の宿題」だから、綺麗なレポートの作り方を教えただけです。
実は、私は生徒に「問題文を書き写す」なんてことは、絶対にやってもらいたくないんです!
「そんなところに時間を費やしてどうするの?」と思うのです。
そんなもん書いてる時間があったら、どんどん問題を解けるようにしたり、分からないところを調べたりする時間にあてて欲しいんです。
図形の問題などの場合は、実際にノートに作図して考えるように指導していますけどね。
もう一度繰り返します!
なんのためにテスト直しをするのでしょうか?
答えは簡単です。
次に似たような問題が出たら、確実にその問題が解けるようにするためです。
高校入試は、どれだけテスト直しができるかだ!
KOSHIN学院では、中3生全員入試までに全部で6回入試模擬試験を行います。
高校入試の試験範囲は「中学校で習った範囲全て」なんですけどね、
ちょっと考えて欲しいのですけど、どんなに素晴らしく頭の良い子でも、中学で習った範囲全てを入試直前に全て学習するなんてことは、まず無理です。
だからテスト直しが大切なんです!
KOSHIN学院で採用している模擬試験は、専門家が工夫して作っています。
この模擬試験6回分と、入試の過去問5年分やれば、ほぼ「入試で大切なこと」は網羅できます。
そこまでやっても出来ない問題は、他の生徒もできないから無視して良いのです。
入試って「満点」を取る必要ありませんから。「合格できる点数」を取ればそれで良いのです。
では合格できる点数を取るためにどうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単です。
模擬試験や、入試の過去問を解いた後、「ちゃんと頭に入るまで」テスト直しをすればよいだけです。
ところがギッチョンチョン
「模試の直しをしなさい!」なんて言うと、自分で考えるのが面倒くさいもんだから、全部模範解答を写してきちゃう子がいるんです。
- 模範解答を写してくる。
- 解説を写してくる。
- 問題文を書いてくる。
はっきり言っちゃおうかな!
こんなことしてたら、本当に不合格になっちゃいますよ!
要するにこれじゃ「頭になにも入っていない」のですから!
最後にもう一度繰り返します!
なんのためにテスト直しをするのでしょうか?
答えは簡単です。
次に似たような問題が出たら、確実にその問題が解けるようにするためです。
みんな不合格になりたくないから、一生懸命頑張るわけじゃん。
だから面倒くさがらないで、当たり前のことを確実に頑張りましょう!
それでは今日はこの辺で。また明日!