皆さんこんばんは。今日もブログをお読みいただきありがとうございます。
さて今日は
基本的なことが分かってないのに、無理矢理問題を解こうとして、結局解けないで時間ばかり経過している子
が多いということについて書いてみます。
その前にまずこちらの動画をご覧ください。
この動画では「国語」を例にしてお話ししています。
これは中3の国語のお話しなのですが、その中でも「故郷」というお話しで、教科書のページにして16ページもある大作です。
この文章には、登場人物も「ホンル」「ルントー」「シュイシュン」などと、日本人には馴染みのない名前が次々と出てきます。
かなり注意深く読まないと、誰が誰だか途中でさっぱり分からなくなります。
そして「今の中学生」には馴染みがない言葉もドンドンでてきます。
動画で紹介したとおり「蔑む」「嘲る」「恭しい」「野放図」など、読めそうで読めない漢字もポンポン出てきます。
この話を理解するには
- 登場人物が、それぞれどういう人で、どういう立場の人なのか。
- 馴染みのない言葉の意味をしっかりととらえる。
こういう作業をしていかないと、読んだだけではなかなか頭にイメージが湧いてきません。
英語で言えば「単語の読み方も意味も分からない状態」で、文章を訳そうとしているようなものです。
しかーし!
こういう生徒は本当に多いのです。成績が平均くらいの子だと、問題を解く前にやるべきことをしていない子が圧倒的に多いです。
つまりこれこそが「勉強の仕方」が分かっていないということなのです。
長い文章なので、時間配分も考えないと!
「分からない言葉の意味を調べなさい!」
なんて言うと、漢字を1個読み方を調べるだけで、平気で1時間くらいかけている子がいます。
※笑い事ではありません。十人に一人くらいはいます。
おとといのブログでも書きましたが、「時間に対する意識」が欠如しているんです。
ここ数日、毎日口を酸っぱくして「時間に対する意識」を持つように生徒達に伝えています。
そうは言っても、自分で計画的に勉強出来る生徒ばかりではありません。
そこでKOSHIN学院では「卒業生スタッフ」の中でも、特にベテランの子達が中心となって、生徒達に「勉強のスケジュール」を作ってくれています。
スタッフの子達も、生徒の人数分やるのでてんてこ舞いしてますが、さすが「卒業生」です。
可愛い後輩達のために、一生懸命頑張ってくれています。
話を戻します。
16ページ以上に渡る大作ですから、意味調べだけでも「かなり手際よく」やらないと終わりません。
だから時間に対する意識が重要なんです。
国語だけではなく、他の科目も同じです!
例えば比例のグラフが分からない子が、一次関数のグラフなんか理解できるわけがありません。
直線の式 y=ax+b の「a」ってなんだ? 「b」ってなんだ?
それも分かってないのに、問題を解こうとして結局分からなくて、何時間も「勉強しているフリ」をしている子がいます。
何時間も勉強しているフリをしているということは、何も勉強していないとの同じことです。
まず「a」とは一次関数においては「傾き」を表していて、
Xの増加量分のYの増加量であり、変化の割合(平均変化率)と同じだという基本を理解しなければなりません。
※その前にグラフを書けるようにならなければなりません。
要するに「こうした基本」を理解しないまま問題を解こうとするから、全然分からないのです。
ですから、まずしっかりと基本的な事項を理解しましょう。
基本的な事項が分からなかったら、まず
- 教科書で調べてみる。
- ワークの解説なども見直してみる。
- それでも分からなかったら「先生に聞く!」
何も調べもせずに、先生に質問してしまうなら「学校の授業を聞いただけ」なのと同じです。それじゃ塾に行く意味がありません。
まず「自分で考えてみる」「自分でやってみる」ということをして、その上で先生に質問すると、教わったことがより強く頭の中に残ります。
何度も繰り返しますが、受験勉強・試験勉強で大切なことは
- 勉強の仕方を身につける
- 時間に対する意識をしっかり持つ
なんと言ってもこの2つです。
最後にもう一度言います!
基本的なことがらも分からないまま、問題を解こうとするから全然分からないんです!
それでは今日はこの辺で! また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】