学校によって、地域によって一概に言えない部分もあるのですが、KOSHIN学院の地元の場合について書いてみます。
はっきり言っちゃおうかな!
うちの地元で「平均点くらい」ということは、あまり勉強が分かっているとはいえません。
どう分かっていないか?
- まず勉強の仕方が分かっていない。
- 問題を解いても「どうしてそうなるか?」まで深く追求しない。
- できるようになるまでやっていない。
- 勉強の時間を意識していない。
概ねこんなところでしょう。平均点くらいは取れているので「圧倒的に基礎学力が不足」しているほどでもないのですが、その「基礎」もかなり怪しいです。
中1で油断していると!
我々学習塾の先生という立場から発言させていただくと、一番困るのが・・・
- 小学生のうちは勉強よりお稽古事が大切と思っている
- 中1のうちは、塾はまだいい。中3になってから
そんな風に思っている人がいるのが、一番困ります。
そもそも「分数の計算」もできない子が、こんな問題を解けるでしょうか?
パッと見ても「難しそう」でしょ?
しかーし!
実はこれは「基礎問題」の部類なんです。すなわち「練習すれば」だれでも出来るようになる問題なの。
しかーし!
小学校で習う基礎的な計算もできない子が、中3になったから「塾に行く」とか言っても、こんな問題を解けるようになるのは絶対と言っても良いくらい無理なことです。
- 小6で習う比例 y=決まった数×x (正の数のみ)
- 中1で習う比例 y=ax (負の数も含む)
- 中2で習う一次関数 y=ax+b
- 中3で習う二次関数 y=ax^2 ←二乗の意
- 高1で習う二次関数 y=ax^2+bx+c
例えば小6の「比例」が分からない中1生が、中学の比例を理解するには
小6+中1の勉強をしなければならないわけ。
小6の「比例」が分からない中2生が一次関数を理解するには
小6+中1+中2の勉強をしなければならないわけ。
小6の「比例」が分からない中3生が二次関数を理解するには
小6+中1+中2+中3の勉強をしなければならないわけ。
にもかかわらず「小学生レベルの計算」ができない子が、中3になってから塾に通ったって「二次関数」なんかできるようになるわけないですよ。
少なくとも他の生徒の何十倍も努力しないと無理でしょう。
そもそも何十倍も努力できるくらいなら
そもそも何十倍も努力できるくらいなら、今の状態になってないはずです。
平均点くらい取れるならば、y=ax+bくらいはできていて欲しいんですけどね、残念ながら平均点くらいの子だと、y=ax+bから教え直さないと、二次関数は解けません。
ではどうしたらよいのでしょうか?
もう答えは簡単ですよね。
- 小学生のうちは勉強よりお稽古事が大切と思っている
- 中1のうちは、塾はまだいい。中3になってから
なんて悠長なことを言っててはダメだということなんです。
もちろん人生は勉強だけではありません。ピアノを習ったり、部活をしたりする気は全くありません。
私も4歳から20歳くらいまで、ピアノを習っていました。
※最近は全く練習してないけど、簡単な曲なら今でも弾けます。
あまり上手ではなかったけど、中学の時は水泳部に入っていました。これは今でも懐かしいです。
それだけではありません。中学校では「体育祭」「文化祭」などの行事もあります。これらを頑張ることも中学時代の良い思い出になるでしょう。
だから「勉強だけしていろ!」なんてくだらないことを言うつもりはありません。
しかーし!
やるべきことだけはやっておきましょう!
しっかりとした基本ができていれば、あとはそんなに難しいことではありません。
※もちろん最高レベルを争うなら話は別ですが。
最後にもう一度繰り返します
- まず勉強の仕方が分かっていない。
- 問題を解いても「どうしてそうなるか?」まで深く追求しない。
- できるようになるまでやっていない。
- 勉強の時間を意識していない。
こういうところを改善していけば、道は開けるのです。つまり当たり前のことを確実にやっていきましょうということなのです。
それでは今日はこの辺で。また明日!