私が幼い頃は、心ときめくことがたくさんあった気がします。
- 空き缶1個あれば友達と遊んで楽しかった。
- 飽きたらまた「次の遊び」をみんなで考えた。
- 親戚がみんな集まるというだけでワクワクした。
- お弁当に「とりの唐揚げ」が入ってただけで嬉しかった。
小さい頃は「こんな些細なこと」がすごく嬉しかったのでした。
なぜこんな話を始めたかと申しますと、今プロ野球では日本シリーズをやっています。
子どもの頃は「日本シリーズ」をテレビで見るのは、ものすごくワクワクして楽しかったけど、今はどうでもよい感じがしたのでした。
※ベイスターズファンの方・ホークスファンの方ごめんなさい。
なぜこんなに「自分の心」がときめかないのだろうか?
さすがに今は「とりの唐揚げ」を見て、「やったぁ!」なんで思わないですから。
- 物が豊富になったからだろうか?
- 私の年齢があがってきたからだろうか?
- あくまで「私個人」だけの感覚なのだろうか?
ちょっと心配になったので、休憩時間に「生徒のみんな」に聞いてみました。
生徒達も胸がワクワクするようなことがない!
下は小3から、上は中3の生徒まで次の質問をしてみました。
- テレビを見ていて楽しいですか?
- 胸がわくわくするようなことはありますか?
すると、ほとんどの生徒が「テレビは面白くない」と答えるのです。野球部に入っている子でもテレビの野球は面白くないと答えました。
※面白いと答えた子もいましたけど。
そして「胸がわくわくすること」については、ほぼ全員「ない!」と答えました。
その瞬間、なんとも言えず「子ども達が可哀想だ!」と思えてきました。
胸がときめくような楽しいことがないのに、健気に毎日塾に通ってきて一生懸命勉強しているんです。
むしろ「塾に来ていた方が楽しい」と答えてくれた子が多かったのでした。
塾が楽しいと言ってくれるのは嬉しいけど
「学習塾」というのは、当然だけど「勉強しにくるところ」です。
しかーし!
生徒全員が「勉強大好き」なわけじゃありません。というよりも「勉強したくてたまらない」なんていう生徒は滅多にいません。
つまり塾って「嫌いなことをしにくる場所」と言えなくもありません。
にもかかわらず!
塾が楽しいと、毎日のように通ってくるのです!
塾に来れば「他の生徒」もいますし、KOSHIN学院では全学年「同じ教室」で勉強しているので、先輩後輩とつながれるのも楽しいのかもしれません。
そう言ってもらえるのは嬉しいんですけどね・・・
「でも本当にそんなんで良いのかな?」と思ってしまいました。
もっと「心の底からときめく」ような経験を、生徒のみんなにしてもらいたいと・・・。
逆に質問してみたいのですが、皆さんは「どんな時」にワクワクしたり、心がときめいたりしますか?
私はやはり「生徒や保護者の方と心が触れ合った時」が嬉しいです。
しかーし!
では「KOSHIN学院関係以外」で楽しいこととなると・・・
生徒の皆さんを笑顔にするには・・
どうしたら「子ども達」が希望に胸を膨らませ、喜々として生活してもらえるのでしょうか・・
残念ながら「今の私」には分かりません。
ただひとつ言えることは
KOSHIN学院で学んだ知識がベースとなって、もっと詳しく調べてみたり経験してみたりしたいと思ってもらえるような指導をすることが私に出来ることかと。
今日は少し「源氏物語」について、生徒達にお話ししました。
「主人公の光源氏が、なんと天皇の後妻と次第に男女の関係になっていくというお話しなんですけどね・・」
とここまで話して、私の話は終わりにしました。
実は源氏物語って日本で最も古いといえるかもしれない「恋愛小説」なのです。
※こんなのもあります。ご参考までに。
「私の仕事」はここまでなのです。
え? なにそれ? それでどうなるの? それヤバクネ?
と思ってもらえれば充分目的は達成なのです。
ここから先は「自分で調べる」「自分で本を読んでみる」というそんな人間に育ってもらいたいのです。
おもしろそう~!
なんて思ってもらえたら 最高です。私がしてあげられるのはそのくらいかと・・。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】