すぐに先生に質問できる生徒もいれば、なかなか自分から質問しにいかれない生徒もいます。
人間ですから、こうした差が出るのは仕方のないことかもしれません。
しかーし!
やはり「自分から質問しにいかないと」なかなか成績はあがりません。
だいたい「お勉強が苦手」な生徒は「質問するのが苦手」です。
いろいろ原因があるのですが・・・
- そもそも何を質問して良いかすら分からない。
- 質問しに行くのが怖いのでためらってしまう。
この2つが大きな原因だと思います。
何を質問したら良いかすら分からない!
お勉強がかなり遅れている生徒が入塾してくると、まず「自分から質問にいく」生徒っていません。
こうした生徒には「分からない問題があったら聞きにおいで!」と声をかけても、まず質問に来ません。
なぜでしょうか。
それは何を質問して良いかすら分からないから!
KOSHIN学院に現在通塾している生徒の中には「1年前には全然質問しに来なかった」子が多くいます。
その原因は
自分で全く問題を解いていないから、何を質問したら良いかも分からない。
のです。
KOSHIN学院は新しい子が入ってくると「勉強の仕方を根本的に教え直す」ことに重点を置きます。
勉強の仕方が良くなってくると、少しずつ「自分のチカラだけ」で問題を解けるようになってきます。
問題を解いていれば、当然「分からない問題」にぶつかります。
そうなってくると「質問できる」ようになってきます。
それがもう少し上達してくると・・
ここまでは分かるのですが、どうしてここがこうなるか分かりません!
とより具体的な質問ができるようになってきます。
こうなってくればシメたものです!
あとは塾に通ってくればくるほど成績もあがっていきます。
まさにこれがKOSHIN学院の指導の真骨頂です!
質問するのに気後れしてしまう生徒
成績に関係なく、なんとなく先生に質問する時に気後れしてしまう生徒がいます。
こうした生徒の場合は「人数が多ければ多いほど気後れ」してしまう傾向があります。
実はこれ、私が「集団一斉授業」(学校の授業のスタイル)を捨てた大きな理由の1つなのです。
みんなの前で積極的に質問できる子は良いのですが、質問できない生徒はただ先生の話を聞いているだけになってしまうのです。
ですから塾は楽しくて喜んで通ってくるのだけど、勉強は分からないままになってしまうのです。
これって本当に可哀想だし、お月謝いただいているのに申し訳ないと思っていました。
それでKOSHIN学院は「集団個別指導」という授業スタイルに変えました。
いろいろ試行錯誤し紆余曲折しましたが、ようやく形になってきました。
※もちろんまだまだ進化しますけど。
では気後れしてしまう生徒にはどうしたら良いのでしょう。
- 私やスタッフの方から積極的に声をかけてあげる。
- なるべく一問ずつ問題を解いて丸付けにくるなどして、私のところにくる回数を増やしてあげる。
こういうことを繰り返して、慣れてもらうようにしています。
授業中生徒の表情をよくみていれば、
あ~、この子は全く分かってないな!
くらいのことはすぐに分かります。
しかーし!
- この子ならもう少しで解けそうだな
- さすがにこの子にこの問題は重たすぎるな
など瞬時に判断していきます。
※ここがまさに職人技の領域なのです。
なかなか自分から質問できないタイプの子には、こちらから声をかけてあげると「嬉しそうな顔をして」質問に来てくれます。
もうひとつの方法は、「座席を私の近くに」来るように指示を出します。
小さな教室ではありますが、なるべく私との距離を詰めてあげるんです。
勉強に関して気後れしている生徒は、なるべく教師から遠いところに座ろうとする傾向がありますから。
最後にもう一度繰り返します!
より具体的な質問ができるようになってくると、その生徒は必ずできるようになります!
と言っても、そんなに簡単に質問しに来られるようになるわけでもないのですが。
そこでうちの最終兵器は「卒業生スタッフ達」なのです。
年齢の近い卒業生スタッフ達の方が、心の距離が近いですもんね。
いずれにしても「みんなのチカラ」を併せて生徒達を応援し続けたいと思います。
それでは今日はこの辺で。また明日!