前々からなんとなく感じていたのですが、最近「すご~く感じる」ようになったことがあります。
それは「勉強が出来るようになると、生徒の顔つきが変わってくる」ということなのです。
大変失礼ながら、お勉強が苦手な子が最初に塾に来た時は「つかみどころのないドヨ~んとした表情」をしていることが多いのです。
それは自信のなさの現れなのかもしれません。
しかーし!
勉強ができるようになってくると、その表情が凛々しくなってきます。
私はそうした生徒の表情を見ると、大変嬉しくなります。
これも「学習塾の醍醐味」のひとつです。
現塾生でも、入塾した当初と比べると、別人のように良い表情をしている生徒がたくさんいます。
もちろん
- テストの点数があがった。
- 成績があがった。
- 高校に合格した。
というのは当然嬉しいのですが、私はこのように生徒が「良い表情」をするようになった時は、ものスゴく嬉しいです。
良い表情になってくれば!
昨日のブログで「なかなか先生に質問できない生徒」について書きました。
しかーし!
こうして「良い表情になれた生徒」は、完全とはいかないまでも自分からすすんで質問しに来るようになります。
こうなった時が一番伸びる時期なのです。
勉強の楽しさが分かり始めた。
あんなに澱んだ(よどんだ)表情だった生徒が、こんなに素敵な表情をするようになった。これは「感動もの」です。
生徒の行動も変わってきます!
澱んだ表情をしている生徒は、「塾に仕方なく通っている」ような気配も見受けられることがあります。
- 行かないと親に叱られるから。
- 行かないと塾長に叱られるから。
と仕方なく通っている場合が多くあります。この状態だとなかなか勉強しても効果が現れにくいです。
しかーし!
そこであきらめないで頑張った子達の場合、早ければ半年。遅ければ2年。必ず「良い表情」になってきます。
なかには小学生の時から通ってたけれど、ようやく「中3の今くらいの時期」に「良い表情」になってくれた子もいます。
こうした生徒は「なんとなく」塾に通っていたのが、「できるようになりたい!」と思って塾に通うようになります。
例えば土日の試験対策なのですが、KOSHIN学院では基本的に
10:00~15:00
と定めています。これは「勉強が苦手な子」が、なんとか集中できる時間がせいぜいこのくらいだからです。
表情が澱んでいる生徒ですと、15時になったらスゥーっと帰っていきます。
今年の中3生にも、そんな感じの子が何名かいました。
ところがギッチョンチョン
今回の試験対策では、15時になっても誰1人帰る子はいませんでした。
※決して強制したわけではありません。生徒達の自覚が変わったのです。
お腹が空いてたまらなくなるギリギリの時間まで、みんな頑張ってました。
横内中学校はすでに試験が終わったのですが、横内中勢は全員「自己ベストの点数」を取ってきました。
あんなに15時でさっさと帰っていた子達が、今回は文句も言わずすごく頑張ってました。
この結果が現れたので、本人達も素晴らしい笑顔を私に見せてくれました。
教育は「電子レンジでチ~ん!」というわけにはいきません。
少しずつ少しずつ意識改革を行いながら、少しずつ進歩していきます。
そしてそれまで「点」のようにバラバラだった知識が、「線」としてつながり始めると、急激に勉強できるようになってきます。
こうなるまで我慢ができずに、逃げ出してしまった人には「この気持ち」が分からないのです。
もう一度繰り返します。
澱んだ表情の生徒が、凛として生き生きとした表情に変わってくればシメたものです!
最初のうちは「親子共々」大変でしょうが、そこを頑張って越えて欲しいと切に願って今日のブログを終えたいと思います。
それでは今日はこの辺で。また明日!