今でこそKOSHIN学院でも「映像授業」は「便利な道具」として使っていますが、私はこの映像授業に対してはずっと懐疑的でした。
その最大の理由は勉強が嫌いな生徒に映像授業を見せたらどうなるかということです。
そういう生徒はiPadの画面をなんとなく眺めてヘッドホンで音声をボケーッと聞いているだけになります。
意欲的に「知識を取り入れる道具」として映像授業を利用できる生徒にはとても良い教材だと思いますが、そういう生徒はなかなかいるものではありません。
映像授業を見せる前にやるべきこと
なんのためにこの映像授業を見るのかという目的意識をしっかり身につけることが大切です。
そうでなければ、iPadを眺めていれば先生に叱られないから時間を潰すために眺めているような生徒がでてきます。
お金払って塾に通ってこれでは全く意味がありません!
例えば私なら生徒が
「先生、間接疑問文がよく分からないんですけど・・・」
と質問してきたら、
「ではこの動画を見てごらん!」
と指定して動画授業を見てもらいます。
そして動画を見終わった頃に「疑問詞が主語になる場合があったけど、どんな時だった?」という感じで質問してあげます。
その時に生徒が正しく答えられたら「ちゃんと動画授業を理解できた」ということになります。
このように「指導者がひと手間加える」ことをしないと、ただの時間つぶしになってしまいがちです。
課題は大きいけど可能性は無限です
今年度から中学生の授業でも一部映像授業を取り入れてみて感じたのですが、映像授業を上手に使えば教育を高める「大きな可能性」と感じました。
しかーし!
映像授業を上手に取り入れるには「教える側のスキル」が更に大切になるとも感じました。
一番やってはいけないのは
映像授業だけ見せてオカネを取るような塾にすること
です。そして「そんな塾に大切な子どもを通わせないこと!」も大事だと思いました。
少々話がそれるのですが、実は今日「新しいパソコン」を1台塾用に購入しました。
まだKOSHIN学院を作ったばかりの頃windows95が世間に登場してきたのですが、当時ノートパソコンは30万円以上していました。
しかーし!
なんとこのパソコンは「パソコンとしてもタブレットとしても」使えるのに僅か25000円でした。
これだけパソコンの値段が安くなってくれば、授業用に取り入れやすくなります。
ですからますます映像を使った授業が幅を利かせていくことになると言えます。
しかーし!
何度も繰り返しますが「映像を見せてお仕舞い」の塾はすぐに滅びます。
私達が学生だった頃の教師にはなかったスキルがすごく重要になります。
何十年も塾の先生をしてきたからと経験の上にあぐらをかいていたら、あっという間に若い先生達に追い越されてしまうことでしょう。
私も「もっともっと工夫して」生徒の皆さんの心を揺り動かすような指導をしてきたいと思いました。
それでは今日はこの辺で終わりにさせていただきます。
年内のブログ更新は今日で終わりです。いつもお読みいただきありがとうございました。
新年は4日からブログ再開します。どうぞよろしくお願いいたします。
尚1月~2月は「月~木」の週4回のブログ更新とさせていただきますので予めご了承くださいませ。
皆様よいお年をお迎えくださいませ!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】