勉強に自信のない生徒は「無意識」のうちに
- 間違いだと指摘されるのが怖い。
- 何か言われるんじゃないか。
- 怒られている、早くこの時間が過ぎないか。
と思い込んでしまうと「家庭教師のLinks・代表の村松先生」がtwitterで述べておられます。
先生は「間違いを間違いだと気付くことは成長する上で必ず重要なこと」で、それらを恐れていては前に進めない。
とおっしゃってます。
これに私なりの言葉を付け加えると、「自分に自信のない子ほど質問に来ない」のです。
傷つくことへの恐怖!
私も小中学生の頃は「毎日のように」叱られていました。叱られるのって誰だってイヤですよね。
そうなってくると「無意識」の間に「心の中にバリア」を作ってしまいます。
しかーし!
「教える側」からすると、これほど厄介なものはありません。
毎日「あの手この手」と試しながら、その生徒に合った指導を見つけていく以外にありません。
そして少しずつ「心のバリア」が外れてくると、生徒は少しずつ「質問する」ようになってきます。
しかーし!
ここで油断すると、すぐに元の木阿弥になってしまいます。
小学校高学年以上の子になれば、勉強できないことで叱られないように、いろいろな防御方を身につけてしまっています。
こうなるのに「何年もかかって」いるんです。
このようにドロドロにこびり付いた悪癖ですから、そう簡単に改善とはいきません。
恐れていることの大半は起こらない。
大人になってくると、自然とこのことを会得していくものですが・・
※大人になっても呪縛が解けない人も多いですけどね
例えば「あの人と会うの嫌だなぁ~!」と思ってる人がいたとします。
でも実際に会って話してみると「意外といい人じゃん」みたいな経験がある人は多いのではないでしょうか。
私なんか「今でも」よくそういうことがあります。
これを生徒に置き換えてみれば、「なんか先生に質問するの怖いんだよ」ということになるのではないでしょうか。
- こんなことを質問したら馬鹿にされるんじゃないか。
- こんなことも分からないのかと言われるのではないか。
と質問する前から勝手に頭の中でイメージしちゃうのです。
本当のことを白状すれば、私も「若かりし頃」には生徒にそんな言葉を言ってしまったことがありました。
今更どんなに悔いても、その生徒にお詫びする術はありませんが、その代わりに「今来てくれている生徒・これから来てくれるであろう生徒」のみなさんには、そんな思いをさせたくないと思っています。
生徒の心のバリアがとけて、少しずつでも質問するようになった時には、私はその生徒をすごぉ~く褒めます!
今の質問は素晴らしい!
よくそこに気がついたね!
そんな感じです。
叱られるんじゃないかと恐る恐るだったのに、こんなに褒められた!
※写真は1年前にはその恐怖に震えていた子が、最近自分で書いた年表です。
1年前は恐る恐るだった子でも、少しずつ自信をつけてくるといつの間にか、こんな素晴らしいノートを作れるくらい「見違えるほど」素晴らしい生徒に成長してくれるんですね。
「自信を付ける」ってすごいことなんですね!
しかーし!
実はまだこの生徒は完全に自信がついたわけでもないのです。
だから「こちら側の姿勢」はすごく重要です。
しかーし!
※今日は「しかーし!」が多い
この生徒は本人も保護者の方も驚くほど成績があがっています。
こうなってくればシメたものです!
でも、ここまでになるには「本人のものすごい努力」がありました。
どんなに暑い日でも寒い日でも、雨の日でも「一生懸命休まないで塾に通って」くれました。
私はこういう生徒達の指導に携わることができて、本当に幸せです!
そしてこれからも、このように「一生懸命頑張る生徒」にとっての正義の味方でいられるように、私も頑張ります!
それでは今日はこの辺で。また明日!