KOSHIN学院では中3生のために毎週土曜日を利用して「入試の模擬試験」を行っています。
生徒の皆さんにとっては「入試に向けた勉強」として一番良い勉強のひとつですし、私にとっては「生徒の仕上がり状態」をみる貴重な資料になります。
毎年模擬試験を行っていると
- 生徒はどういう問題が苦手なのか
- 生徒はどういう間違いをするのか
がよく分かります。
ですから「教える側」からすれば、生徒が間違えるところを中心に指導すればよいわけです。
国語ができないと話にならない!
私の「持論」なのですけどね・・
国語ができる生徒は頭が良い!
ここ数年の入試問題の傾向として各科目ともに「文章読解力」が以前より必要になっています。
神奈川県の学習塾では、30年くらい前は「この問題を見たら、こう考えましょう!」というような指導が主流でした。
しかーし!
今ではそれは全くと言って良いほど通用しなくなっています。
どうしても「文章読解力」がないと、どうにもならなくなっているから国語力は大切です。
そして「国語力」って一朝一夕にして身につくものでもありません。どうしても小学校低学年、あるいはもっと前からの積み重ねが必要です。
国語の古文が苦手な生徒が多い!
国語のテストの点数は比較的良い子でも「古文」となると状況が変わってきます。
KOSHIN学院では入試模試を全部で6回行うのですが、最初の1~2回の古文の正解率の低さには毎年悩まされます。
高校で習う古文と、中学で習う古文の違いは?
高校で習う古文では、難しい文法を理解し古語を覚える必要があります。
しかーし!
「神奈川県公立高校入試」では、難しい文法を学ぶ必要はありません。そして難しい言葉には全て「解説」がついています。
※平成29年度神奈川県公立高校入試より抜粋
ではどうしたら良いのでしょうか!?
私の指導は概ね次の通りです。
- 生徒に私の目の前で、古文の文章を音読してもらう。
- 次に私がその文章を読んであげる。
- 最後にもう一度生徒に音読してもらう。
ほぼこれだけで、ウソのように古文の問題が分かるようになります。
入試の古文の問題が解けないのは「文章を読めない」ことが大きな原因のひとつなのです。
あとは「登場人物」について理解すること。
誰がどんなことを言ったのか!
をしっかり掴むことが大切です。
例えば
昔、国皇あり。国を治めて後、群臣に問ふ、「我、よく国を治む。賢なりや、否や」。諸臣が云はく、「帝、はなはだよく治む」。
誰が誰に何を質問したのでしょうか?
ということを生徒にちょっと考えてもらうだけで、この程度の問題はすごくできるようになります。
特に「公立高校入試」では、内容がわかると「楽しい」とか「役に立つ」ような文章が多いです。
このようにして入試の過去問や、模擬試験などの問題をこなしていけば「全問不正解」だった生徒でも、半分以上はできるようになります。
わりと短期間でできることなので、古文は苦手だからとあきらめないでください!
それでは今日はこの辺で。※臨時ブログでした!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】