数年前にあきれ果てて口も聞けないような事件がありました。
とある生徒に「今学校でどこを習ってるの?」と質問したのですけどね・・・
その生徒は全く答えられませんでした。
「ちゃんと学校の授業聴いてるのか?」と更に質問すると・・
その生徒は「学校の授業って聴かなくてはいけないんですか? 聴いても分かんないし・・・」と返事をしました。
もうあきれ果ててものも言えませんでした。
塾に通う目的を考えて欲しい!
私の考えでは「まず学校ありき」だと思うのです。
学校の授業をちゃんと聴いて、それでもよく分からない箇所を塾で補うのです。
もしそうでないならば、学校には行かないで「朝から晩まで塾で勉強」でもよいのではないでしょうか。
※中学校は義務教育ですし。
KOSHIN学院は「学校で良い成績をとるため」の学習塾であり、「高校受験に合格するため」の学習塾です。
学校で良い点数と取りたいから塾に通うんですよね?
それなのに「学校の授業を聴いてない」なんていうのは以ての外(もってのほか)です。
だって「学校の試験」って「学校の先生」が作るのですから。
学校の授業が分からなすぎて・・
その生徒のご両親にも塾に来ていただいて面談を行いました。
ご両親の話では小学校低学年ですでに勉強に躓(つまず)いて、塾などに通わせたけど長続きしなかったということでした。
そりゃ確かに「授業がサッパリ分からない」なら学校に行くのは苦痛だし、勉強なんかやりたくないですよ。
はっきり言っちゃおうかな!
そうなってからじゃ手遅れです!
ここまで極端でなくても、学校の授業を真面目に聞いてない生徒って意外と多いのです。
真面目に授業を聴いているように見えても・・
実は先生の話なんか上の空!
先生に叱られないように「勉強しているフリ」をしているだけなのです。
ところが保護者の方の中には、そんな状態の子どもでも「塾に入れればなんとかなる」と思っている方がいます。
ハッキリ言います!
そこまでどん底に陥っている中学生をどうにかしてくれと言われても・・・
小学校低学年の問題が解けない生徒に因数分解や三平方の定理を教えろと言われても・・・。
しかーし!
それでも救われる道はあります。
それは「生徒のやる気」と「保護者の方の協力」です。
ただーし!
人の何倍も遅れているのだから、人の何倍も努力しなければなりません!
これはかなり厳しいことです。
しかーし!
それだけの覚悟をもって取り組むならば小学校高学年くらいから頑張れば、まだなんとかなります。
手遅れになる前に手を打ってあげてください!
子どもは「大人がやること」を見ています。
例えば私が少しでも気を抜いていると、一緒になって気を抜いている生徒がいます。
こんな時は私もドキッ!! としてしまいます。
保護者の方も私も「本気で勉強出来るようにしてあげたい!」と思うことが大切です。
勉強が苦手な子は、少しでも分からない問題があるとイヤイヤな感じになって、ダラダラし始めます。
しかーし!
そんなイヤイヤな態度では、小学校高学年以上の難しい問題なんか解けるはずがありません。
よし! 絶対にこの問題解いてやる!
そのくらい強い気持ちがなければ、いつまで経ってもできるようにはなりません。
生徒達に「本気で取り組む」ことの大切さを教えてあげたいものです。
本気で取り組むようになってくると見違えるほど成績もあがってきます。
KOSHIN学院の今年の中3生達は、その代表的な良い例です!
入塾当初に比べ本当にメキメキと力をつけて来てくれました。
その頑張る姿は・・
私の生徒ではありますが、もはや尊敬するレベル
です。本当に素晴らしいと思います。
うちの中3生のように気持ちを入れ替えて頑張るならば、まだあきらめるのは早いです!
勉強が分かるようになってくると、学校の授業も楽しく感じるようになってきます。
そうなれるように是非頑張ってください!
最後にひと言
勉強に限らず、どんなことでも一生懸命やらなければ楽しくありません!
私は生徒達にことのことを一番伝えたいです。
それでは今日はこの辺で。また明日!