まだ塾の先生になったばかりの頃です。誰に教わったか忘れましたが、生徒に向かって「頑張れ!」って言ってはいけないと教わりました。いろいろ理由があるようですが・・・
「頑張れ」に代わる励ましの言葉13選
※「勉強やる気ナビ」の佐々木先生のブログより。
佐々木先生がブログで「頑張れ!」という言葉が嫌いな理由を述べています。
押し付けられてる感じがする
塾の先生という仕事をしていると、つい「頑張れ!」と言いたくなります。でも私はなるべく・・・
先生と一緒に頑張ろうね!
と言うように心がけています。特にまだ小中学生の子達に「頑張れ!」はきついのかなと思います。
- 一方的に命令されている感じがする。
- 僕だって頑張ってるんだよと反発したくなる。
- 頑張りたくても頑張れなくて困ってる場合もある。
からです。
佐々木先生は
- 頑張れ!:これは相手に対する命令文
- 頑張ろう!:これは「私達」という気分がある
だと解説しています。私もこの記事を読んで「なるほど!これで長年のモヤモヤがスッキリした!」と思いました。
ついつい「頑張れ!」と言ってしまっている保護者や教師の方が多いかもしれませんね。私を含めて気をつけたいところです。
頑張って欲しい時にかける言葉!
お母さんがお子さんに声をかけるならば「頑張れ!」ではなくて・・
- まず、やってみようか!
- あなたなら、もう少しでできそうだよ!
- 先生が「こうすれば」もっと良くなると言ってたよ!
などという言葉をかけてあげると良いと思います。
しかーし!
私は敢えて「頑張れ!」という場合があります。
それは生徒の気持ちがぐらぐら揺れていて、いかにも「叱って欲しそうな目をしている」時にこの言葉を使います。こういう時には「頑張れ!」のひと言でぐっと落ち着きを取り戻すことがあります。
生徒が私に対して「塾長!アタシに気合い入れて下さい!」という要求するサインを出している時がまさにそのタイミングです。でもこのタイミングは本当に難しいです。
先生と一緒に頑張りましょう!
かつて私は「生徒募集の広告」に好んで「先生と一緒に頑張りましょう!」という言葉を書いていました。
生徒の皆さんだって「頑張れ!」と言われたらきつい時があります。でも「先生と一緒に頑張りましょう!」だったらそれほど重圧がかからないし、素直に頑張ろうと思えるからです。
特に小学生の場合分からない問題があったときには「先生と一緒にやってみようか!?」って聞いてあげることにしています。
こうすれば「なかなか自分から質問に来られない生徒」でも、わりとスンナリと私に質問しに来てくれます。
特に勉強が苦手だと思っている生徒だと「質問しに来なさい!」なんていう命令調だと、まず質問しに来てくれません。「また叱られるんじゃないかな?」という気持ちが先になってしまうのです。
小学校低学年くらいのお子さんをお持ちのお母さんだったら
ママと一緒にやってみようか?
などという言い方をしてみたら、お子さんの反応がガラリと変わるかもしれませんね。
頑張って欲しいという気持ちを相手に伝えるのは、とても難しいですね。今日のブログが少しでも参考になってくれたら嬉しいです!
お母さん方も、私と一緒に頑張りましょう!
それでは今日はこの辺で。また明日!
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