中学1年生。中学生になって早くも1ヶ月が経過し、そろそろ「初めての定期試験」に臨みます。
「軽~く大して深刻に考えもせず遊んでいる子」もいれば。
「ものすごく緊張してドキドキしている子」もいます。
この時期の中1生はまだ純真無垢なところがありますから、その気になってガンガンにしごいてしまえば「そこそこそれなりに」点数が取れてしまう科目もあります。
5月に中間試験がある中学校ならば「アルファベットが書ければ」満点というケースもあります。
というわけで、数十年前までの私は中1生を無理矢理ガンガンにしごいて良い点数を取らせていました。
しかーし!
その結果「トンデモナイ事態」が発生してしまいました☆=>=>=>(+_+。)
などと言い出す子が続出してしまったのです。最初に良い点数を取って気を抜いた結果、本当に中学の勉強が難しくなる「中1の学年末試験」がボロボロになってしまう子のオンパレード。
これには私もすごぉ~く悩みました。
中1の学年末試験はそもそも難しいのに
夏休み明けくらいから中学の勉強は「急に難しく」なります。かなり頑張ってもなかなか高得点を取るのは難しいんですけどね。
にもかかわらず「最初の中間試験」で無理矢理良い点数を取らせてしまうと、中学の勉強を舐めてしまうんです。
これに懲りて、私は「中1の最初の試験」は、「とにかく試験を受けてみれば良いじゃん!」というスタンスに切り替えました。
甘い考えで試験を受けると「最初の中間試験」とはいえ、かなり惨めな点数を取ってきます。その時に生徒を呼び出して
と諭してあげるようにしています。
するとどうでしょう・・・
それどころか「難しくなった試験」で「自己ベスト」の点数を取る生徒がグーンと増えだしたのです。
中1は純粋がゆえに危険なんです!
いろいろな人から「中学生になったんだから頑張ろう!」と言われてきた中1生。まだ純粋ですから「頑張るぞ!」という気持ちはほぼ全員持っています。
しかーし!
新しい環境に馴染むだけでも大変なのに、小学生の時には経験してことないほどの「ハードな部活の練習」をしたり、「塾や学校ですごい量の勉強」をさせられたり。
これらを「全部こなせる」生徒は、そんなに多くいません。
またこの時期の中学1年生だと、小学生の時と同じくらいの時間に眠くなってしまうケースも多々あります。
にもかかわらず「部活の練習」「夜遅くまで塾」なんてきたら疲労困憊しちゃう生徒もたくさん出てきてしまいます。
最初にそんなに疲労困憊させてしまうと、「中学生活そのもの」が嫌になって不登校になってしまうケースもあります。
生徒よりもお母さんの気持ちが入りすぎるのはもっと危険!
特に「初めての子」の場合、可愛さがあまって「いろいろ習わせたい」という気持ちが強くなりすぎる母親がいます。
よ~く考えてください!
あなた「自分の子を殺す気ですか?」と言いたくなる母親もいます。
確かに「いろいろなこと」を頑張るのは良いことですけど、まだ中学生になったばかりの子に、そんなにあれこれ要求してどうするんですか?
とりあえず中学生がやらなければならないことは
- 毎日学校に行く
- 学校の宿題など提出物をしっかりやる
という最低限のことから始めましょうよ。それだけだって「成績が3」にはなるんですから。
私は「塾の先生」ですから、そりゃあ「塾を優先」して欲しいです。
しかーし!
体力気力が有り余ってる生徒ばかりじゃないんです。オトナだって疲労困憊してたら動けないじゃないですか!
その中でも一番の疲労の原因となる「部活」や「クラブチーム」などを休む勇気をもって欲しいと切に願います。
部活で疲れたから塾を休みますとかしょっちゅう言ってる生徒で、成績がどんどんあがった子なんかひとりもいません。
それでは今日はこの辺で。また明日!