今日はうちの「元スタッフ」(仮称:クーちゃん)の誕生日でした。「お誕生日おめでとう♪」ってLINEをしたのがきっかけで、クーちゃんといろいろお話しすることができました。
「クーちゃんと私との間の出来事」を書いただけでも、本が何冊も書けてしまうくらいいろいろ思い出があるんですけどね。なんせ小学校6年生から大学4年生までKOSHIN学院に生徒やスタッフとしていてくれましたから。
その中でも私が「一番忘れられないこと」がありまして・・・それはクーちゃんが生徒だった時のこと・・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”girl.jpg” name=”クーちゃん”] せんせ! アタシ勉強したくてたまらないの![/speech_bubble]
クーちゃんは私のことを「せんせ」(最初の「せ」を強く発音)と呼ぶんですけどね。
クーちゃんのこの
という言葉が今でも忘れられません。
ほとんどの生徒が「できることなら勉強したくない」と思っている中で、「勉強したくてたまらない!」と言ってきたのですから、それはもう本当に驚きでした。
とにかくクーちゃんのスケジュールはびっしり!
クーちゃんは好奇心旺盛で、大学生時代には勉強もものすごくやるのですが、その他にサークル活動もし、バイトはいくつも掛け持ちでやり、その上KOSHIN学院のバイトを毎日やりたいとか言い出すのでした。
大学卒業後も「クーちゃん」の勢いはとどまることはありませんでしたが・・・大学卒業後十数年が経過した今になって・・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”girl.jpg” name=”クーちゃん”] せんせが昔言ってくれた言葉が最近身に染みます。「休み」って本当に大切ですよね。頑張り過ぎると他人に厳しくなったり、人に期待したり、本来の目的を見失ってました・・[/speech_bubble]
「オトナ」になった今、クーちゃんは「頑張り過ぎて疲れ果てている状態」になると「他人に迷惑をかけてしまう」ということを悟ってくれたようです。
この言葉を聞いてドキッとされたお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
お母さん達も本当に頑張っていらっしゃる。
こうして「塾の仕事」をしていると、実に多くの「お母さん」と接します。
「母親だからしっかりしなければ」と歯を食いしばって頑張っているお母さん(もちろんお父さんもですが)を見ていると、時々涙が出てくるんです。
「お母さん」とはいえ、私からしてみたら「娘ぐらいの年齢」なわけで。その若い女性が「自分のこと」だけだって大変なのに、「子どものこと全般」引き受けているんですから。
※だから「塾」なんていう商売が成り立っているのですけど。
しかーし!
クーちゃんの言葉にもありますが「擦り切れるほど頑張って、しかも毎日頑張って、歯を食いしばって頑張って」いれば、それはもう「精神的にも肉体的にもかなりの疲労」が蓄積しているはずです。
そんな状態の時に心ならずも・・
ことがあるかもしれません。
こんな辛くて悲しいことはありませんよね。
これは「私自身」にも言えることです。
疲れ果てている状態では生徒に厳しくし過ぎたり、生徒に変な期待をしてしまったりしてしまいがちです。
時々人生なんて「いい加減」なくらいでちょうど良いんじゃないかと思うことがあります。
もし私が生徒に100%を要求してしまったら、生徒はどうなってしまうだろう?
考えただけでも恐ろしいです。もし仮に生徒が100%要求に応えてくれたとしても、それはもはや「人間」ではなくて「ロボット」です。
とにかく疲れたら寝る! 寝る時間を必ず作る!
私達は「オトナも子ども達も、先生も生徒も母親も父親も」みんな「生身の人間」です。
疲れがたまりすぎたら良いパフォーマンスなんか出せません!
勇気を出して「休む!」ことも絶対に必要です。
あとこれね「部活の顧問」をしている人にも是非言っておきたいです。
生徒達を毎日くたくたになるまで練習させることは、絶対に良い指導なんかじゃありません! 単なるあなたの自己満足ですからね!
あなた自身も、そんなに疲れていて「良い授業」なんかできますか?
その代表的な例が今回のアメフトの事件です!
お父さん、お母さんも、生徒の皆さんも、私も「ゆっくり休む時間」を大切にしましょう!
それが結果として相手に良い影響を与えることになるんですから。
それでは今日はこの辺で! また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】