先日ちょっと大きな声で叱ったら涙をポロポロこぼした生徒。でも「悪い流れを断ち切って」くれたようで、今日も一生懸命勉強に取り組んでいました。
こういう時は私も本当に嬉しいです。生徒から感動をもらっちゃうんですよ。
さてこの生徒なんですけどね、今日も難しい数学の問題を解いていました。なんとか頑張って問題を解き終えたんですけどね・・そこで案の定・・
いきなり「次のページ」に進もうとしました・・・。そこで・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] 次の問題に進む前に、今の問題もう一回自分のチカラだけで解けるかやってみてごらん♪[/speech_bubble]
と伝えました。以前だったらこの生徒はそんなことを言われたら露骨に嫌な顔をして黙り込んでいたんですけどね。
あの「一撃」以来、ぐっと堪えて素直に指示に従ってくれるようになりました。
※本当にメッチャ嬉しいです。
さて、やはり「もう一度自分のチカラだけで解こう」としたんですけどね、やはり途中でどうにもならなくなってしまいました。
今までならここで不機嫌になりダラダラが始まったんですけどね、今日は驚きの行動に出ました!
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”girl.jpg” name=”生徒”] やっぱりこれ分かりません。もう一度教えてもらえますか?[/speech_bubble]
なんと私にそう言ってくれました。もう嬉しくて涙が出そうでした。
もちろん「もう一度説明」してあげました。
するとその生徒は更に驚きの行動に出ました!
今までなら面倒くさそうに、私の解いたところの続きからだけを解こうとしたんですけどね・・・
今回は「もう一度最初に戻って、初めから理解し直し始めた」のです。
どうやらその生徒は「分かった」と「出来るようになった」は全然違うことなのだということが分かったのでしょう!
ここまでくれば大丈夫! あとはこれからもたくさん塾に通えば通うほど実力を付けていくことでしょう!
覚えられない・解けない・できない
たまに「なんでこんなの覚えられないんだ!」なんて叱ってる教師がいるんですけどね。
ほとんどの場合は「覚え方を教わってない」だけなんです。覚え方を教えてあげれば生徒は自分から進んで覚えるようになります。むしろ暗記するのが楽しくなってきます。
数学も同じです。なぜ問題が解けないのか、試験になるとできないのかと言われれば、「分かることと出来るようになることは別だ」ということを教わってないからなのです。
そんなの当然だろとか言ってそうな教師が目に浮かびます。
でもそのことを「ちゃんと生徒に教えてあげていますか?」「教えてあげたことが生徒にちゃんと伝わっていますか?」ということ確認していますか?
おそらく「ほとんどの教師」は「教えたんだから後は生徒次第」なんて思っちゃってるんじゃないでしょうか。
それじゃ生徒はできるようになんかなりませんよ。せいぜい教師が苦心して作った(コピペして作った)プリントをやるのがせいぜいなんじゃないでしょうか。
そんなことしてたら、生徒はその先生がいなくなったら勉強出来ない子になっちゃいます。
まず最初に教えてあげるべきは勉強の仕方ですからね!
それでは今日はこの辺で! また明日!