塾の先生をしていて、とても「寂しい」と感じるのは「可愛がってた女の子が結婚する」と聞いたときです。もちろんとてもおめでたいことだと頭では分かっているのですが。
もちろん別にその生徒とお付き合いしたいとか結婚したいとかいう気持ちは全くないのですが、なんか「娘を取られる」ような寂しさがあります。
それでいて「いざ赤ちゃんを連れてきてくれると」ものスゴくデレデレしちゃうんです。そりゃもう可愛いなんてもんじゃありません♪
本当に可愛いです。これはすごく幸せなことだと思います。
幸せってなんだろう?
可愛がってた女の子が「塾長! あたし結婚することになりました!」なんて挨拶に来てくれることがあるんですけどね・・・
そんなときに月並みなんですけど「幸せになるんだよ!」なんて言っちゃうんです。
そんな時にひとりの卒業生が、「先生! 幸せってなんでしょうか?」って質問してきたのです。
これに対しての私の考えはこうです・・・
例えば私の場合なら「毎日生徒が来て、教室で勉強している」という時に、なんだか「当たり前」のことのように感じることがあります。
でも「生徒がいてくれる」のって「当たり前」なんかじゃありません。
私が苦労して集めた、私の助けを必要として集まってくれた子達なのです。
天文学的な確率の中で出会った子達なのです。
これを幸せと言わずしてなんと言えば良いのでしょうか。
生徒の皆さんだけではありません!
お母様方だったら、いつも通り「娘や息子がそばにいてくれる」「ご主人や家族がいつも通りそこにいてくれる。」これこそが「幸せの正体」なのだと思います。
昨夜北海道で「震度七」という大きな地震が起こりました。悲しいことに「家族を失われた方」もいらっしゃるようです。
そんな時にこそ「いつもそこにいる人が、いつも通りそこにいる幸せ」を強く感じるのです。
KOSHIN学院の生徒の皆さんには、「いつも通り家族がいつものところにいる幸せ」 を感じられる人間に育って欲しいと心から願っています。
それでは今日はこの辺で! また明日!