私は基本的には生徒を叱りたくありません。叱られてやる勉強なんて勉強じゃないからです。
な~んて書いたら卒業生達から「何言ってんの! 俺のこと思いっきり叱ったじゃん!」なんていう声が飛んできそうですσ(^_^;)…
言い訳がましいんですけどね、「その時はそうせざるを得なかった」のでした。「叱らなければ君は動かなかったじゃん!」って思うのです。
しかーし!
実は今でもたまに生徒を叱ることがあります。1ヶ月くらい前にも中2の女の子と男の子をそれぞれ別件で叱ったばかりです。
叱る時に私が気をつけていること!
誰だって叱られるのは気分の良いものではありません。でもね! 「叱る方も大変気分が悪い」のです。
私は「私の生徒達」がみんな可愛くてたまらないのです。
でもだからこそ「叱らなければならないこと」があるのです。
そうすることで、生徒がピリッと立ち直ってくれることが多いからです。
※残念ながら100%ではありません・・
実は叱る前にいろいろと作戦を考えています。
「叱られた」という恨みだけが残ってしまう可能性があるから・・。
※残念ながら過去にそんなことが何度かありました。
そんな失敗を重ねた経験から、絶対に心がけていることがあります。
- 子どもの人格を否定するような叱り方はしない!
- 生徒の向こう側に「子を思う親の姿」があることを忘れない!
つい最近Twitterで広島県の某塾の先生が、元教え子を「欠陥品」と呼び、それをいさめた別の塾の先生の体型を揶揄して冒涜する暴挙を行いました。
- 欠陥品と呼ばれた生徒にも親がいるの!
- 体型を揶揄された先生にも親がいるの!
親御さんが我が子を「欠陥品」と呼捨てたのを聞いたらどんな気持ちになるでしょうか。
その人は本を出版するなど、その界隈では少しは名のある方らしいのだけど
※私は全く知らないのですが・・
名があろうとなかろうと「自分の教え子を公然と欠陥品」と言ってしまうようなことはあってはならないの。
それをいさめた別の塾の先生を攻撃するなんて人間的にどうかと思うんだけど、いわんや「体型を揶揄して冒涜する」なんておやです。
塾に限らず「教育業界全て」「社会全体」でもあってはならないことです。
実は私も若かりし頃は・・
くしくも世間巷では「体操協会」が「パワハラ」の問題で揺れています。
中途半端に権力を手に入れた輩がそれを濫用するというパターンと似ています。
「自分は偉い先生なんだ!」「おれは凄い先生なんだ!」と勘違いした輩が、生徒に対して横柄な態度を取るの。それを注意した「自分より弱いと思われる人」を口汚く罵るの。
なんかもう「ボクシングも相撲も体操も学習塾」もどうなっちゃってるのって気がします。
全て根底には「自分はエラいんだ!」というおごりがあるのでしょう。
実は本当に申し訳ないのですが、私にも「そんなおごり」があった時代がありました。
塾の先生になって3年くらいした頃です。一通りの仕事ができるようになった頃「自分はすごい先生なんだ!」と大勘違いをしてしまいました。
というよりも「先生!」と呼ばれると偉くなったと勘違いしちゃうんです。
だから国会議員なんか今でも「先生!」って呼ばれるでしょ?
なんか話がずれましたねσ(^_^;)アセアセ…
そうやって「自分がエラくなった」と勘違いすると、他人に対して尊大な態度を取るようになる。
そして「上から目線で相手を攻撃する」から、相手を傷つけるようなことをしても平気な顔していられるの。
上から目線で攻撃された生徒はたまったものでじゃないし、その生徒にも親兄弟や家族がいるのです。
確かに生徒を叱らなければならない時があるのは事実です。でも叱る時には「その言葉を聞いた親がどんな気持ちになるか」を考えなければなりません。
ずいぶん厳しいことを書きましたが、これらは全て「自分自身に言い聞かせる言葉」であると思ってくださるとありがたいです。
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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