もちろん私たち「塾の先生」の仕事は「成績をあげること」ですし、「より良い点数をとらせてあげること」です。そして「合格に導いてあげる」ことも当然入ります。
しかーし!
勉強出来ない子の場合は「勉強する以前のこと」を教えてあげなくてはいけません。
困ったことに「机に向かって鉛筆を動かしていることが勉強」と思っている子も少なくありません。
私が一番最初にしなければならないこと!
当たり前のことといえば当たり前なんですけどね、まずは「生徒の気持ちを掴むこと」です。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”girl.jpg” name=”新入塾生”] あれ? この先生今までの先生とは違うぞ! この先生なら私のことなんとかしれくれるんじゃないかな?[/speech_bubble]
というところから始めます。
ただ難しいのは、なかなか心を開いてくれない子もいるということです。
この関門を突破しないことには次のステージに進めません。
勉強の仕方を教えてあげる
成績が悪いから助けて欲しいとKOSHIN学院に来てくれた生徒の場合、ほぼ全員「勉強の仕方」が分かっていません。
英単語を覚えなさいと言っても「覚え方」も知らない子が多いのです。
ここまでの段階で何ヶ月もかかってしまう生徒も多いのです。
しかーし!
勉強の仕方も分からずに勉強ができるようになるはずもありません。ですからこれがまさに「第二関門」なのです。
最低限の自信をつけさせてあげる
勉強の仕方が分かったからと言っても、それだけで勉強ができるようになるわけではありません。
問題を見てもサッパリ分からないことの連続だったら、やはりやる気をなくしてしまいます。
こうした生徒の場合は「基礎的な問題」を解けるように練習させてあげます。
基礎的な問題が解けるだけでも100点満点で60点は軽く超えます。
いつも10点~30点くらいだった子が60点取れたらどうでしょう?
ものすごく嬉しいのではないでしょうか。
きっとものすごく「自信」がつきますよね!
本当の勉強はこれからなんです!
ここまでの「下地を作る」だけでも、かなり時間がかかる子も少なくありません。場合によっては何年もかかってしまう生徒もいます。
これがまさに「教育は電子レンジでチーン! というわけにはいかない」理由です。
これらの「下地を作ってから」が「本当の勉強の始まり」です。
にもかかわらず、塾に入ればすぐに成績があがるくらいなことを広告に書いている塾がありますが「そんなわないじゃん!」と思うのです。
こうして「しっかりとした基礎」を身につけているから、KOSHIN学院の卒業生は高校進学後も良い点数を取る子が多いのです。
どうにかすると保護者の方のなかには「なかなか結果が出ないじゃないか?」と心配される方もいらっしゃいます。
しかーし!
勉強を教える前にしなkればならないことが、こんなにあるということをご理解いただきたいです。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。