とある塾の先生が、「私は生徒に何回も問題を解かせたいから、ワークに答えを書き込ませない」とおっしゃってました。
しかーし!
私は「ワークに答えを書き込ませる派」です。
それは生徒のワークを見たら一目瞭然で、ちゃんとできているか、それとも混乱していたかがすぐ分かるからです。
達成度を記入する表を作っている先生もいらっしゃいますが、私は「生徒のワーク」を見るのが一番手っ取り早いと思っています。
KOSHIN学院では基本的に
- 一回目で出来たら赤ペンで丸
- 二回目で出来たら緑色のペンで丸
- 三回目で出来たら青色のペンで丸
いうように丸付けをするときに色分けしています。
こうしておくと「緑や青」が多かったページは、もう一度繰り返してやり直すことが出来るからです。
え? 今日のタイトルは「何度も繰り返し練習するというウソ」じゃんですって?
本当に何度も何度もやり直す時間を取ることができますか?
生徒の学力は様々です。全員が全員「できるようになるまで何回も繰り返し練習できる」わけではありません。
中学生は「学校の行事」や「部活」など多忙を極めています。オマケに「塾」もあるわけですから、繰り返し練習すると言っても時間に限りがあります。
ではどうしたら良いのでしょうか?
私には「秘策」があります。それは・・・
に尽きます。
いくら勉強しても「あやふやなまま」次の問題に進んでしまったら、あとで何度も繰り返し練習しなければなりません。
これほど時間の無駄はありません。せっかく勉強したのに定着してないわけですから。
やったその場でちゃんと頭に叩き込む。まだ怪しいなと思ったら「その場」で類題を解いて定着させてしまう。
特に「成績上位の子」だったら、この方が絶対に効率が良いです。あまった時間を別のことに使うこともできます。
ちゃんと分かって出来るようになってから先に進むようにすれば、試験前の復習も俄然ラクになります。
今私は、生徒の皆さんがこのことを徹底できるように連日指導しています。
限られた時間で効果を出すのは「社会人」になってからも大いに役に立ちます。
- ちゃんと分かるようになる!
- ちゃんとできるようにする!
これが徹底できれば勉強もずいぶんラクになります。そして間違いなく確たる学力が身につきます。
そのために「知識をあやふやなままにしない!」ということを心がけて欲しいです。
良い点数が取れるようになると、勉強が楽しくなってきます。
そうなればシメたものです!
それでは今日はこの辺で! また明日!