- 学習塾って「学生講師」を雇っているところが多いんです。私は別に「学生講師」が悪いとは思っていません。
KOSHIN学院にも「学生講師?」が現在3名います。この3人のうち誰かが毎日手伝ってくれています。
「学生講師」というと、普通は「大学生」を思い浮かべる方が多いと思うのですが、KOSHIN学院では「高校生」(但し卒業生に限る)も手伝ってくれています。
一番最初に「高校生」に授業を手伝ってもらった時は、さすがに勇気がいりました。
その後の保護者面談で、お母様方、お父様方に・・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] 高校生に勉強を教えるのを手伝ってもらっていることをどう思いますか?[/speech_bubble]
と尋ねてみたのですが・・・どの保護者の方も歓迎してくれて・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”mama.jpg” name=”お母様方”] 高校生だけで授業しているなら困るけど、先生が教室にいてくださって、そのお手伝いで高校生がいるなら全く問題ありません。子どもも喜んでますよ♪[/speech_bubble]
とおっしゃってくださいました。
あれからこれこれ20年近く経ちますが、「卒業生スタッフ」はKOSHIN学院の「大きな力」になってくれています。
ですから「学生講師」を雇うことが悪いとは思いません。
しかーし!
問題なのは・・・
講師・先生がコロコロかわる
先生がコロコロかわる、下手をすれば「正社員」や「教室長」もコロコロかわる塾があります。
※私が以前勤めていた塾はまさにそんな感じでした。大手塾でもコロコロかわるところもあります。
それだけ「社員や学生バイトの定着率が低い」ということです。
それって通ってくれている生徒の皆さんに失礼なことです! 生徒は誰を信じて頑張れば良いのでしょうか!?
私が前職に嫌気がさしたのも、そんなことが積み重なったからでした。
NISSANのゴーン氏ではありませんが、一部の経営者の顔色をうかがいながら仕事をすることに「僕はこんなことをしたくて塾の先生になったんじゃない!」という思いが日に日に強くなりました。
経営は「ヒト・モノ・カネ」だという人が多くいます。
でも僕がやりたかった学習塾は・・・
「ヒト・ヒト・ヒト」なんです!
- まず生徒の皆さんに喜んでもらえること。
- 保護者の皆さんにも感謝していただけること。
- そして卒業生達にも喜んでもらえること。
- スタッフの子達にも喜んでもらえること。
- そして私自身も楽しめること。
常に私自身がKOSHIN学院を楽しめているかを意識してきました。だって塾長の私が楽しいと思えないような塾に生徒の皆さんが来てくれるはずがありませんから。
バイトの子達に対して・・・
- 毎月少しだけどお給料を多めにいれてあげてるの。
- 授業が終わった後には少しだけどオヤツを用意しているの。
- バイトスタッフは冷蔵の飲み物を自由に飲んで良いことにしているの。
些細なことしかしてあげられないけど、僕なりに精一杯喜んでもらおうと頑張ってるの。
生徒の皆さんに対しても・・・
- 業務スーパーの安いジュースだけど、なるべく毎日用意しているの。
- お腹がすいた~! なんて言う子にはカップ麺などを用意しているの。
だってもしこの子達が自分の子だったら、そうしてあげたいじゃないですか!
もちろん僕は「本当の親」にはなれないけど、でも「塾にいる間」は私の子どもだと思って接しています。
で! 何が言いたいかというと
うちのバイトスタッフは、よほどのことがない限り「卒業」までずっと手伝ってくれます。
生徒の皆さんも、よほどのことがない限り「卒業」までずっと頑張ってくれています。
もちろん厳しく叱ることも、たまにはありますけど、それでもみんな一生懸命頑張ってくれています。
手前味噌な言い方ですが、やはりKOSHIN学院は
ヒト・ヒト・ヒト
であり続けたいと思います。ヒトが喜んでくれる塾じゃなければやりたくないもん。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております
PS:こんなことをしているから、もしかしたら私は経営者失格なのかもしれません。でも「人に悪くして」まで生きていたくありませんし、ましてや生徒相手の仕事なんかしたくありません。