最初に塾に来た時には「はっきり言ってどうしよう??」と悩むレベルの子がいました。
お勉強ができないだけなく、身体も弱く塾を休みがちでした。
お母様から休みの連絡をいただくことが多々あったのですが、お母様も元気がなくて声のトーンも低くて・・・。
正直なことをいえば「この子は辞めちゃうんじゃないかな?」と思ってた時期もありました。
しかーし!
その生徒は「あきらめずに最後まで」通ってきました。
卒業間近になると、最初に塾に来た時とは「別人」というくらい明るくなりましたし、100%ととは言わないまでも「自分から勉強する」ようにもなりました。
すると不思議なもので、「お母様」まで明るくなってきたのです。
最初は「暗~いトーン」で「今日はお休みします・・・」って電話をくれていたのですが、卒業間近には「明るく楽しそうに」話してくれるようになりました。
成長するのって子どもだけじゃないんだよね!
特に「初めての子」の場合、高校入試の時期ともなると家族全員が重苦しい雰囲気になりがちです。
もしかしたら「生徒本人よりも保護者」の方が重苦しい気持ちになってしまうかもしれません。
その重苦しい気持ちがあるからこそ、お子様を塾に預けてくださるのですが。
しかーし!
そうして「苦しみを乗り越えると」親も成長するんです!
84歳になる私の母も、私が小中学生の頃は随分とガミガミ怒鳴ってました。
しかーし!
あんなにガミガミ怒鳴っていた母が「子ども達を怒鳴ってはいけない!」と言うのです。
私が「一番怒鳴り散らしてたのは母ちゃんじゃん!」というと・・・
母は「あの頃はそのことが分からなかった。」と答えました。
母のその言葉を聞いて、「そっかぁ、気がつかなかったけど、うちの母ちゃんもすごく成長したんだな!」と思いました。
入試って苦しいけど・・!
高校入試は、生徒の皆さんにとっても保護者の皆さんにとっても「人生初の大きな難関」なのかもしれません。
精神的にピリピリしてみたり、どんより重たい雰囲気になったり・・・。
でも、その「苦しさ・ツラさ」を乗り越えた時に、人は大きく成長します。
生徒本人はもちろん成長するのですが、保護者の方も大きく変わります。
私はKOSHIN学院のロゴマークに「この白い鳥のように世の中に大きく羽ばたいて欲しい」という願いを込めています。
羽ばたくのは生徒だけではありません。お父さんもお母さんも大きく羽ばたいてもらえたら嬉しいです!
人生は「山登り」みたいなところがあって、「なんでこんなに苦しい思いをして山なんか登らなければいけないんだろう?」と思うのですが、それでも登っていきます。
登ってみると、そこには「登った人にしか見えない景色」があります。
人間って、そうやって成長していくのではないでしょうか。
それでは今日はこの辺で! また明日♪