親は子どもに「ああなって欲しい」「こうしてくれたら嬉しい」といろいろ要求をします。
程度の差こそあれ希望が全くないなんていうことはないのかなと思います。
だからこそ「塾に通わせたり」「習い事をさせたり」するわけですもんね。
しかーし!
この時に絶対に忘れてはいけないことがあります。
子どもも親に喜んでもらおうと思っているということです!
私には84才の母がいます。私は60才になった今でも「母に喜んでもらいたい」「母に認めてもらいたい」という気持ちを持っています。
実際母が喜んでくれたときは本当に嬉しいです。
60才の私がそんな風に思うのですから、小さいお子さん、小学生、中学生だったら母親に喜んでもらいたいという気持ちはもっと強いと思います。
キャパシティが親の求めるそれを越えてしまっている生徒
子どもを持って親になった瞬間から「我が子に対する希望」が生まれます。子どもも親が喜んでくれるように振る舞おうと努力します。
そのバランスが保たれている間は「家族は平和な状態」です。
しかーし!
中学生くらいになってくると、その穏やかな状況が一変します。
- 中学校では定期試験があり、それが大きく成績を左右する。
- 厳しく大変な部活動が始まり、心身ともに疲労してしまう。
- 成績が悪いと大変なので塾通いをするようになる。
- 単純に勉強そのものも小学生の頃とは段違いに難しくなる。
- 子ども達も成長し、それぞれの自我が芽生え人間関係も難しくなる。
いろいろなことが一気に起こるので、精神的に疲れ果ててしまう生徒も少なくありません。
※私もこの原因を作っている側の人間のひとりとして悩ましいです。
そうなってくると「親の希望を全て叶える」というのは、子どもには無理になってきます。『良い子だった子』ほど『キャパシティオーバー』になってしまいがちです。
親の期待に応えられない自分を責め続けたり、そういう自分から逃避しようとしたり。
人間が本来持っている機能である『強制終了』(これ以上頑張ると命を落とす危険があると察知して、行動を止めてしまう)という状況も生まれてきます
こんな時に間違ってると思う方法
キャパシティオーバーになっている子どもに対して大人がやりがちなこととして
- では塾を辞めて家で勉強しようか。
- 部活を辞めて塾だけにしようか。
- せめて学校だけはちゃんと行こうか。
これら全てNGです。
キャパシティオーバーになって身体が動かなくなってしまった人間がいちばんしなければならいのは・・・
とにかく寝る! 徹底的に寝て身体を休めること!
できれば「動きたくてたまらなくなるめで休ませてあげること」ができたら一番良いでしょう。
実は私自身も35才の1年間はそうして自宅で過ごしました。とても口では言い表せないほど苦しい1年間でしたが、あの1年間があったからこそ、私はその後KOSHIN学院を25年間も続けることができたと思っています。
クルマだってエンジンを酷使しすぎたらオーバヒートしてしまいます。そのまま走り続けたらエンジンが焼き付いて2度と使い物にならなくなってしまいます。
人間の精神も似たようなことがいえます。
もしあなたのお子さんがキャパシティオーバーで、オーバヒートしているようならば「とにかくゆっくり休ませてあげて」欲しいです。
そのような状況のまま部活などを続けたら、本当に心が焼き付いてしまいますよ!
平塚市の場合ですと「くすのき学級」などもあり、その後のケアを専門に対応してくれる場所もあります。
※ご両親や祖父母の方へのアドバイスなどもしてくれます。
あとのことはこうした機関に相談されるのもよろしいかなと。
まずは「完全に休ませてあげる」ことが良いでしょう。疲れすぎてしまうと正常な考えをすることもできなくなってしまいますから。
親に認めてもらいたいあまりに頑張りすぎてしまったんですもの。ここで少し休憩させてあげましょうよ!
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】