お母さんは自分の子を塾に通わせたいと思っているのに、生徒本人は全くやりたがらないと嘆くお母さんを多く見てきました。
これが「お父さん」になると「本人がやる気になるまで放っておきなさい!」という人がすごく増えます。
子どもがやりたいと言えばやらせる!?
ピアノでも野球でも「本人がやりたいと言えばやらせる」とおっしゃるお母さんが多いですね。
確かに・・
ピアノをやりたいという子に無理やり野球をやらせる必要はありません。
しかーし!
ピアノをやりたいという子も、野球をやりたいという子も「勉強はしなければならない」のです。
なぜならば「日本国ではそうだから」としか言いようがありませんが・・・。
では「部活をやりたいか、勉強をしたいか?」と言われれば多くの生徒は「部活」と答えるでしょう。
私自身も中学生の時は、勉強より部活。部活より遊びの方が楽しかったですし・・。
野球だったら「速い球を投げられるようになった。」「強い打球を打てるようになった。」と実感できると、その子は黙っていても野球の練習に打ち込むようになります。
実は!
勉強だって全く同じなのです!
ある程度できるようになってくると、とても楽しくなってきます。分からないことがあると、分かるまでやりたくなります。
特に小学生のうちは、親がやらせないと!
小学生くらいの子で「自分から勉強したい!」という子は、とても少ないと思います。私も40年近くいろいろな小学生を見てきましたが「自分からすすんで勉強したい!」と言ってきた生徒はほとんどいませんでした。
実は私は「4歳の時からピアノを習って」いました。母親に強制的に習わさせられたのでした。
ピアノなんて「女の子」みたいで格好悪いと思ってましたし、そもそもベートーベンもモーツァルトも全く興味ありませんでした。
そんな私ですが大学生の頃までピアノを習い続けました。今でもたまに生徒達とピアノを弾いて遊んだりします。
ではなぜそんなに長く続いたのでしょうか?
最初はイヤで仕方なかったピアノですが、少し上達してきて「自分の好きな曲」を弾けるようになってきたあたりから「ピアノが楽しくて仕方ない」状態になったのでした。
実はそうなる前に、私の母は「この子にはピアノは無理だ。やめさせようか?」と何度も悩んだそうです。
ブルグミューラの「ステリアの女」という曲があるのですが、その曲を3ヶ月かかってても弾けるようにならなかったのでした。
しかーし!
当時私を指導してくれた若い女性の先生が「一生懸命私の母を説得して」どうにかこうにかピアノを続けたのでした。
すると4ヶ月目になんと「ステリアの女」という曲を弾けるようになったのです。
ピアノの先生にも父や母にも、すごく褒めてもらったのですけどね。それが本当に嬉しかったんです。
ですから「小学生のうちは」ある程度・・・
親がやらせないと子どもはやろうとしない!
のです。だって勉強が好きなんていう小学生はほとんどいないのですから。
勉強なんてできるようになるまでは「面倒くさい」ものでしかありませんから。
しかーし!
だからいって放って置いたら、ますます勉強が分からなくなります。高学年になればなるほど勉強が難しくなります。
中学生ともなれば、本当に難しくて大変になります。
そうなってしまってからでは手遅れです!
手遅れにならないように、お母さん・お父さんは「小学生のうちから」少しずつでも構わないので、お子さんに勉強させてあげて欲しいのです。
そっと背中を押してあげるような感じで、勉強させてあげてください。
※それでも上手く行かなかったら私に相談してください♪
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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