合格発表が終わり「二次募集」の案内が神奈川県教育委員会から発表されました。
この資料を見ると、どこでも良いから「どこでも良いからとにかく公立高校に行かせたい」というだけであれば、「どこかいかれる」状況になってきたと多くの塾講師が語っています。
しかーし!
KOSHIN学院のある「平塚市」では、元々「どこでも良い」というなら行かれる高校がありました。
旧神田高校は、私が塾を作ったばかりの頃は成績がALL1でも合格できていました。
その当時の塾生が・・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”boy.jpg” name=”元塾生”] 先生、俺神田高校に行くことにしたから塾を辞めます![/speech_bubble]
と言ってきたのを思い出しました。
その時は「なんだそれ? そんな高校なんて潰しちゃえば良いのに・・」って思いました。
しかーし!
その後自体は急変しました。学区の撤廃により神田高校の入試の倍率が急上昇したのです。そうなると以前のように「俺、神田行くから塾辞めます!」なんて口が裂けても言えない状況になりました。
何が言いたいかと申しますと、このように「状況は一瞬にして変わることがある」ということを知っておいて欲しいのです。
例えば小学生の保護者の方が、「そうか、そんなに勉強しなくても公立高校ならどこか行かれるんだ!」なんて思ったとしたらあまりにも短絡的過ぎます。
世の中の状況は刻一刻と変化していますし、公立高校の統廃合もどんどん進んでいます。
KOSHIN学院の近くでしたら
平成32年度に「平塚農業高校」と「平塚商業高校」が統合されます。
※他の統廃合はこちらからご覧いただけます。
少子化にともなって、これからも統廃合は進んで行くことが予想されます。そうなると「勉強しなくても行かれる高校」って少なくなります。特に「通いやすい高校」に人気が集中する傾向はますます強くなるでしょう。
実際問題として、あまりにも遠距離だったり、電車やバスなどの便が悪い立地にある高校は今後も定員割れをするかもしれませんが、やはり「行きたいな~!」とみんなが思うような高校は倍率も高くなるでしょう。
行きたくもない高校に行っても、充実した高校生活を送れるとは到底思えません。
これこれは多くの人が「行きたいな~!」と思える高校に進学しようとする受験生が増えます。
そうなると「どこでも良い」という人は高校に入りやすくなるけれど、「行きたいなと思える高校」を受験する人はますます厳しくなるでしょう。
しかーし!
「どこでも良い」なんて思ってる生徒が、高校進学後真面目に頑張るとは思えません。
神奈川県公立高校は、せっかくいろいろな種類の高校が出来てきたのですから、「本当に行きたい高校」を自分の目で確かめて、そしてその高校に進学できるようにしっかり準備することが大切です。
※参考資料:ハイスクールワンダーランドpdf
どうか人生投げやりにならないで、本当に自分に合った高校に合格できるように頑張って欲しいものです。
それでは今日はこの辺で! また明日♪