生徒の表情を見ていると、ものスゴく顔に出るんです。
「全問正解」した時なんか、本当に嬉しそうな顔をしています。反対にたくさん×が付いちゃった時なんか、悲しそうな顔をしたり、不機嫌そうな顔をしたりしています。
全問正解できるなら、私はどんどん進ませてあげます。
生徒の皆さんにしたら「一刻も早くこのページの問題を終わらせたい」という気持ちが働くのは無理からぬことですから。
しかーし!
早く終わらせたいからといって×ばかりだったのでは意味がありません。私はこういう生徒の場合には「一度にたくさんの問題」を解かせたりしません。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] では、まずここまで解いてきてごらん♪ それができたら一度先生に見せてもらえますか?[/speech_bubble]
って区切ってあげます。
特に数学の計算問題などですと、一問勘違いすると他の問題も全て間違えてしまいます。
- ×が1個だけだったら、そんなにやる気をなくしません。
- ×がたくさんついちゃったら、やる気も失せてしまいがち。
これって人間の素直な心理だと思います。でもだから×がたくさんついてしまいます。
できない子ほど面倒くさがって早く終わらせたいという気持ちが強くなりがちですが、はやる気持ちを押さえてあげるのも教師の大切な仕事です。
それでもたくさん×がたくさんついてしまったら!?
一部の上位の子を除けば「自分が解いた問題が正解かどうか」までなかなか気にしないですし、そもそも正解かどうかも分からないまま解いている子が多いです。
たくさん不正解してしまうと、もうパニックになってやる気が失せちゃう子もいます。
そういう生徒さん、実はすごく多いのです。
そんな時は「一問ずつ解き直し」をしてもらいます。 KOSHIN学院ではとにかくこのことを徹底しています。
早く終わらせたい気持ちが先になると、10問間違えたら一気に10問直そうとします。すると次も10問全て不正解になってしまい心の傷は更に酷くなってしまいます。
こうなるとどんどんやる気が失せていきます!
ですから「間違い直しは、とにかく一問ずつ持ってくるように」と生徒の皆さんにお願いしています。
最初はいかにも面倒くさいという表情をしていた子でも、ちゃんとできるようになってくると私の言葉を素直に聞き入れてくれるようになります。
え? そんなの当然だろうですって?
あのね! どんなことでもそうなんですが「当たり前のことをちゃんとやれば」出来るようになるんです。
それが私の指導の根本にあります。
奇をてらったような指導は、やがてすぐに化けの皮が剥がれてしまいますから。
- 当たり前のことをちゃんとやる。
- 当たり前のことをちゃんと教えてあげる。
これができないような塾に通ってはいけないのだと思います。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。