たま~に「この子本当に勉強出来るようになりたいのかな?」と疑問に思うような子が入塾の申込に来ることがあります。
例えば
- 宿題を出しても全部答えを写してくるだけな子
- 何度注意しても数学の途中式を書きたがらない子
- できるだけたくさん塾に来るように言っても、あまり来ない子
KOSHIN学院は保護者の方から「貴重なお月謝」をいただいております。ですからなんとしてもお勉強できるようにしてあげたいと思っています。
昨夜の「イチロー選手の引退会見」で、イチロー選手は「他の人の何倍も練習しようと思ってもそれは無理。でも自分が納得するところまで練習するのはすごく大切。」というようなことをおっしゃってました。
野球でも勉強でも「自分が納得するまでやる」というのは本当に大切だと思います。
イチロー選手は子ども達に向けてこんなことも言ってました。
出来そうだからやるのではなくて、やりたいからやる!
あまり上手じゃなくても良いから、とにかく「やりたいからやる!」方が伸びるというようなことも言ってました。
どうしたらやりたくなるのか?
私自身学生時代は「お勉強は大の苦手」でした。苦手だからやりたくないし、やろうと思っても「なにがなんだかあまりにも分からなすぎて」やれませんでした。
私自身が「勉強が楽しい」と思うようになったのは、実は「塾の先生になってから」でした。
35年前に正式に塾に就職したら、学生時代に苦手だった科目でも「無理矢理授業をやらされた」のでした。
文句を言ってもとにかく夕方には「生徒の皆さん」がやってきます。ですから何が何でもその時間までにしっかりと予習しなければなりませんでした。
でもね!
今考えると、これが本当に役に立っているのです。あの時頑張っておいたから今では「どんな科目」でも教えてあげられますし。
教えられるくらい理解できてきたら・・
塾の先生になる前に「一番苦手な科目は歴史」でした。学生の頃から歴史が面白いと思ったことは1度もありませんでした。
しかーし!
それでは授業はできません。もう死に物狂いで(死なないけど)勉強しました。あとはNHKの大河ドラマも良かったです。イメージが湧いてくるんですよ。
そんなこんなで「なんとか授業らしくなってきた頃」から、次第に歴史が楽しくなってきました。
実際に「中尊寺金色堂」を見に行ったこともありました。鎌倉は自宅から近いのでしょっちゅう出かけて「源頼朝の墓」などを見物してきました。
当時は歴史なんか全然詳しくなかったんですけどね、とにかく「おもしろい」のでした。ふと気がついたら自宅には「歴史小説」がずらりと並んでいました。
歴史だけではありません。英数国理社はもちろん「音楽・美術・体育・技術家庭」などの実技科目の楽しくなってきました。
中学校で習う「美術」を勉強しているうちの、絵の構図や色使いなどが気になってきましてね。それが私の趣味のひとつである「写真撮影」なんかにも、すごく生きるんです。
絵を描くのはまるでダメなんですが、「写真撮影」であれば気に入った写真を取ることができます。
※プロにはほど遠いですが。
何事も「何も知らない状態」では興味もわきません。
でも少し分かってくると「あ~! なるほど~! そういうことだったのか!」という感覚が増えてきます。
これって「どんなことにでも」当てはまると思います。まずはとにかくある程度までできるようになるまで頑張って欲しいのです。分からないうちは面倒くさくて大変ですけど、できるようにあんると楽しいですよ♪
私がやってこの「ブログ」なんかまさにそんな感じですもん。分からなくて分からなくてたまらなかったけど、少し仕組みが理解出来てきてからは本当に楽しいですもん。
それにしても「イチロー選手」が考えながら、ひとつひとつ絞り出す言葉にはゾクゾクしてしまいました。
うちの生徒達にも「やりたいからやる!」というイチロー選手の言葉を聴かせてあげたかったです。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。