かれこれ十数年前の話です。ひとりの生徒が学校に行きたがらない時期がありました。
お母様は何度か私に相談に来られたので・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] そんな時は無理強いすると逆効果ですから、少しのんびりさせてあげてください。少し落ち着いたら専門の先生を紹介致しますから。[/speech_bubble]
とお伝えしたところとても納得してくださって、様子をみると言ってくださいました。
しかーし!
ここで「大きな問題」が起こりました。
なんとその生徒の父親が、子どもを無理矢理引っ張って学校に連れて行ったのでした。
子どもは泣き叫びながら拒否したのですが、父親の腕力にはかないません。
その結果ますますその子の不登校はひどくなり、父親と家族の関係もめちゃくちゃになってしまいました。
その時私は「しまった!」と思いました。
お父さんが強い口調で子どもを攻撃する前に、お父さんと面接をしておけば良かったと思ったのでした。
※以後大きな問題が起きたときは、必ず両親別々に面談させていただいております。
結局お父様も私の話を分かってくださり、態度を改めてくださいました。
「どうしても学校に行かれない!」
このことに対して「なぜだ?」「どうしてだ?」とまくしたててはいけません。
生徒本人だって「なんでだか分からない」のですから。
まずはとにかく「心の疲れを癒してあげる」ことをおすすめします。
今の学校って「誰が不登校になってもおかしくない」ほど、いろいろなことが起こっています。
不登校って昔は「わがまま病」と言われてました。ですからこの子の父親のように「無理強い」してしまうことがあります。
ましてや「ひっぱだいたり」「髪の毛を掴んで」無理矢理学校に連れて行こうとするなんて、子どもに死ねと言ってるようなものです。
決してこうした無理矢理なことはなさらないでください。
KOSHIN学院の生徒の保護者の皆様でしたら、ぜひ私に相談していただきたいと思います。
最後にもう一度!
決して無理強いしてはいけません!
それでは今日はこの辺で! また明日♪